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◆九十九里浜海岸清掃大作戦

■活動概要
 国際ボランティア学生協会では、1993年から毎年行っている、世田谷区を流れる「多摩川」を清掃する「多摩川清掃大作戦」をはじめ、様々な環境保護活動を行っています。多摩川清掃などの活動を通して、環境問題についての正しい理解と認識を深め、環境汚染に対する問題意識をもち、また、自分たちの身近な環境や社会に対して環境保護活動の意義を呼びかける活動を行っております。
 今回本協会では、環境保護活動として、千葉県の飯岡町の刑部岬から岬町の太東岬まで14の市町村にまたがる九十九里浜(全長約66q)の清掃活動を、2002年8月20日〜23日に行いました。九十九里浜は、年間約70万人を超える海水浴客が訪れる巨大な海水浴場でもあります。また、8月は夏休みを利用して学生も多く訪れています。しかし、訪れる人々によって浜辺などに捨てられるゴミは膨大な量にのぼり、県立自然公園にも指定されている九十九里浜の美観や安全性を損なうだけでなく、環境に対して深刻な被害を与えています。これに対し、地元の小中学生や、住民、九十九里浜を利用しているサーファーなどが清掃活動を行っていますが、全長約66q全域にわたる清掃活動は実施されたことはありません。そこで本協会では九十九里浜全域を清掃し、また、この海岸を訪れる観光客に環境保護・環境美化を呼びかけるべく、九十九里浜清掃大作戦を実施いたしました。
 2002年8月20日、台風の影響による大雨が前日の19日に九十九里浜を襲い、計画の延期・中止等が危惧されましたが、その予想に反し、当日は見事な晴天を迎えることになりました。会員総勢159名を乗せた2台の大型バスは、予定通り、12:00に清掃のスタート地点である飯岡町・竜王岬に、もう一台は、横芝町・栗山川に到着しました。当協会では、当日をむかえるまでの、約2ヶ月間にわたる準備期間において、九十九里浜に面する14市町村とのゴミの分別、回収方法等の調整、宿泊施設の確保、清掃ルートの確認、食料の調達、大型バスの手配等の様々な準備を行い、8月20・21日の2日間で、九十九里浜全長約66kmの清掃を行いました。また、清掃終了後の22日には、自然を体感するべく、一宮地引き網保存会の行う地引網を体験しました。また、NHK千葉放送局・朝日新聞茂原支局より、取材を受けました。
 

■活動内容
8月20日、清掃活動のスタートとなるこの日は、台風一過のため、日差しは予想以上に強く、それに加え、浜辺は砂に足を取られ思うように歩けないといった状況でした。
また、台風の影響からゴミの量も予想より多く、中には自転車や原付自動二輪車の破片など、大型の粗大ゴミも数多くみうけられ、ここを訪れる人々の環境に対する意識の低さが感じられました。
 清掃活動は、参加者をA・B・Cの3つの清掃班に分けて浜辺いっぱいに広がり、のぼりをかかげ手作業で清掃を行いました。普段は落ちていても誰も拾わないゴミを一生懸命に拾い歩く参加者の姿は、確実にこの浜を訪れる海水浴客や、地元住民の関心を集めていました。
19:00一日目の清掃活動が終了し、A・B班は、旭市立矢指小学校に、C班は一宮町・一宮キャンプ場をお借りして、宿泊しました。
 2日目にあたる21日は、清掃班をD・E班の二手に分け、午前8:00から清掃活動を開始しました。前日同様ゴミの量は多く、会員たちはそのゴミを一つ一つ拾いながら合流地点を目指し清掃を続けました。E・D両班とも順調に清掃活動を行い、17:55に南白亀川で合流し、2日間全長約66kmに及ぶ清掃活動が無事終了しました。

■清掃方法
全長66kmを5つの区域に分け、それぞれの区域に人員を配置し、区域ごとにゴミの回収、分別を行いました。区域は大まかに北と南に分け、決められた合流地点を目指し、浜辺を歩き手作業で清掃を行いました。

《 ルート概要 》
◆8月20日 
Aルート 飯岡町・竜王岬より、旭市・八日市場市を清掃。八日市場市・新川にてBと合流。
Bルート 横芝町・栗山川より横芝町・光町・野栄町・八日市場を清掃。八日市場市・新川にてAと合流。
Cルート 横芝町・栗山川より、横芝町・蓮沼村・成東町・九十九里町を清掃。
九十九里町・片貝漁港にて清掃終了。
◆8月21日
Dルート 九十九里町・片貝漁港より、大網白里町・白子町を清掃。白子町・南白亀川にてEと合流。
Eルート 岬町・太東岬より、岬町・一宮町・長生村・白子町を清掃。白子町・南白亀川にてDと合流。


作戦会議

投棄された粗大ゴミ

昼休みの手作り流しそうめん!!

〜九十九里浜清掃大作戦を終えて〜

プロジェクトリーダー  国士舘大学4年 
風見 大輔

「拾う心より捨てない心」これは、国際ボランティア学生協会が1993年より開催し続けている、多摩川清掃大作戦の理念です。過去9回の参加者は6000名を越え、数多くの地域の方々に参加していただきました。そして、地域の多くの方々と共に環境問題について考え、自然の豊かさを実感する機会になっていると考えています。
今回の九十九里浜清掃大作戦は、この多摩川清掃大作戦の規模をさらに拡大し、より多くの方に環境問題について考え、自然の豊かさを実感していただける活動にできればと計画を進めました。
今回初めて取り組む活動ということもあり、宿泊施設や清掃活動の許可、回収したゴミの処理の問題、現地までの移動、清掃スケジュールなどたくさんの問題がありましたが、九十九里浜沿岸14の市町村、共催団体「日本国連環境計画」をはじめ、たくさんの方々にご協力いただき当日を迎えることができました。  
8月20,21日の2日間に渡る、九十九里浜全長66qの清掃活動は体力的に非常に厳しいものでしたが、清掃活動中、地元の海の家の方が「何かできることがあったら、いってくれ。ほんとにあんた達は偉いな」と暖かい声をかけてくださったり、海水浴を楽しんでいる方が、こちらから声をかけなくても、一緒にゴミ拾いに参加してくれたりと今回の活動を行って本当に良かったと感じました。
8月23日には「一宮地引き網保存会」に依頼し、九十九里浜の伝統ある地引き網を体験しました。保存会の漁師の方が荒波に船を漕ぎ出す姿はまさに圧巻の一言でした。   
昨日までの清掃活動の疲れも忘れ、活気溢れるかけ声の中、全員で力を合わせ引いた網には、溢れるほどの鰺が捕れ、その姿にどっと歓声が上がりました。いつまでもこの豊かな自然を残したいと、多くの参加者が強く思ったことと思います。
環境問題は個人や一国家だけで解決できる問題ではありません。しかし、重要なことは一人一人が常に関心を持ち、自分になにができるのかと問いかけることだと考えています。
今回の九十九里浜清掃大作戦は本協会メンバーが中心となって清掃活動を行いましたが、今後はより多くの地域の方や、観光客の方に清掃活動に参加していただき、自然の素晴らしさを共に実感し、環境問題について共に考えられる活動になってくれればと考えています。
最後になりましたが、今回の活動に多くのご支援、ご協力を賜りました、関係市町村、団体、関係者の方々にこの場を借りてお礼を申し上げます、ありがとうございました。

◆共催団体◆
日本国連環境計画
NPO法人 国際ボランティア学生協会

◆協力団体◆
・飯岡町役場
・旭市役所
・八日市場市役所
・野栄町役場
・光町役場
・横芝町役場
・蓮沼村役場
・成東町役場
・九十九里町役場
・大網白里町役場
・白子町役場
・長生村役場
・一宮町役場
・岬町役場 
・飯岡町教育委員会
・旭市教育委員会
・八日市場市教育委員会
・野栄町教育委員会
・光町教育委員会
・横芝町教育委員会
・蓮沼村教育委員会
・成東町教育委員会
・九十九里町教育委員会
・大網白里町教育委員会
・白子町教育委員会
・長生村教育委員会
・一宮町教育委員会
・岬町教育委員会

           

◆協賛団体・個人◆
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン株式会社
エム・シー・タバコ・インターナショナル株式会社
西野志津江 様
利根コカ・コーラボトリング株式会社
ダイドードリンコ株式会社
宝ホールディングス株式会社
日本たばこ産業株式会社
佐原ハーブプラネット中村氏
光町
白子町
一宮町
長生村

《 清掃結果 》
◆参加者
・国際ボランティア学生協会会員 159名(15大学参加)
・一般参加者             57名
・日本国連環境計画          5名

◆回収したゴミ
 可燃  365袋
 不燃物 415袋
 粗大ゴミ 7トン

◆マスコミ取材 ・ラジオ  NHK千葉放送局
(8/13 FM千葉にて12:00より7分間オンエアー)
・TV    NHK千葉放送局
(8/20 18:00のNHK関東甲信越ニュースで放送)
・新聞   朝日新聞茂原支局
(8/21に取材8/22に掲載)





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