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第5次ネパール山村支援活動

 3月3日から3月19日まで、第5次ネパール山村支援活動を学生20名と事務局1名で行いました。2010年3月以来の今回は5回目で、パルパ郡のブトゥケ村に、バイオガス設備の建設を行いました。

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 3日の昼、関空を出発し、途中広州空港で乗り換え、カトマンズに到着したのは現地時間で23時でした。4日は朝7時にカトマンズを出発して、タンセンという町までバスで13時間の移動でした。5日はジープで3時間、ガンディという集落まで行ったところで、今回もカウンターパートでお世話になる垣見一雅さん(通称OKバジ)と合流しました。そこからさらに急な山道を3時間登り、今回活動するブトゥケ村に到着しました。

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 6日から作業を開始しました。カウンターパートの垣見さんの方針で、設備などに必要な経費については全額支援は行わず、支援を受ける側も一部を用意して負担できる場合に寄付と繋げるという一方的に与えられるだけではない方法で、今回のバイオガス設備の設置は村内から5軒の依頼がありました。
 このバイオガス設備は排泄したものを溜め、そこからメタンガスを効率良く取り出すという仕組みの設備で、まずはそのための穴を掘る作業から始めました。

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 畑として使っていた場所に直径2~3メートルほどの円が描かれていて、深さ2メートル以上を目指して掘り進んでいきます。深さが1メートルを超えたあたりから大きな岩が顔を見せ始めてハンマーで砕かなければならず、思うように早くは終わらせられそうにありませんでした。

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 穴を掘ったり岩を砕いたりする作業は、村人がとても作業の進行スピードが早く、体は小さく細い村人ですがその体力は参加者の誰もかないませんでした。

 水道のないこの村では、飲食や生活用の水は全て、山を下ったところにある貯水タンクから運んで来なければなりません。毎日朝と夕方に、往復1時間かけて10~15kgになる水瓶を肩や腰で担いで上がりました。帰って来るとしばらく動けないほど疲れ、不便さと大変さを感じました。

 調理や暖を取るための火は、薪を燃やして起こしていますが、この薪も自分たちで用意しなければなりません。バイオガスの穴掘りの作業に先行きが見えて来た頃、穴掘りを中断し、薪集めに村人と共に山に入り、姿が隠れるほど大量の薪を背負って帰りました。

 バイオガス設備の設置の作業も、穴掘りの段階は3箇所で終わり、精密さが要求される作業の段階に入りました。これにはミステリと呼ばれる職人の技術が必要なのですが、この山岳地帯一帯でバイオガス設備建設が人気で需要が高く、しかしながら技術者の数は多くないので過密スケジュールになっているようで、私たちが滞在している間に次の段階に進むことはできませんでした。

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 また、2箇所の穴掘りでは大量の巨大岩石が障害となり、期間内で穴掘り作業を終わらせることができませんでした。

 ブトゥケ村滞在の最終日の12日、バイオガス設備の贈呈式と交流会を行いました。今回の活動とバイオガス設備寄贈の記念のプレートを贈呈し、村からはバイオガス設備寄付と今回出会えて一緒に過ごした時間に感謝のメッセージをいただきました。交流会では、参加者が劇とよさこいを披露し、ネパール対日本のバレーボールを行いました。さらに日本の食事を体験してもらおうと、お好み焼きや味噌汁などをふるまいました。

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 13日、多くの村人に見送られ、ブトゥケ村を後にすることになりました。涙を流して別れを惜しむ村人と参加者、中には別れが淋しいからと見送りに来ない子どもがいたり、村を出発しても走って追いかけて来る子どもたちもいました。一緒に過ごした時間は本当に忘れられない大切な宝物になりました。

 この日は、前回のネパール隊で活動したアルバシン村に行きました。前回の活動ではフットサル場の整備をしましたが、その感謝式典を行ってくれました。4年ぶりに訪れたアルバシン村は大きく様変わりしており、小学校までしかなかったのが高校までできていて、未舗装だった村までの山道にもアスファルトの舗装がされていました。

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 14日、ランプールという町に移動し、垣見さんのネパール支援20周年記念セレモニーに出席しました。垣見さんがこれまで支援してきた多くの村々のたくさんの人々2,500人以上が、垣見さんに感謝をするため集まっていました。また、日本からの垣見さんの支援者も100名以上会場にいらっしゃってました。各村や学校からの代表者達およそ300人が順に垣見さんに感謝記念品などを渡していました。この20年の垣見さんの功績に改めて敬意を覚えました。

 パルパから帰国までは途中観光なども含めて5日間の帰路でした。

 今回の活動では、日本の生活水準から考えると非常に不便な環境でしたが、貧しいとは感じられませんでした。むしろ都市部に近づいていくにつれて色々整った環境になりますが、路上生活者や物乞いなど貧しさが目につくようになりました。

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 今回、私たちが活動して提供できたものは、村の人たちの生活の、ほんの少しの手助けにしかならなかったのかも知れません。ですが、このバイオガスの設備ができたことで、ただ単に生活が便利になるだけではなく、村の人同士が助け合って生きていく、心の豊かさやあたたかさや人と人との繋がりを強くするのに貢献できることを願っています。

 バイオガス設備の建設では、OzVision株式会社のクラウドファンディングサービス、エメラルド事業の助けを借り、また、過去にネパールの活動に参加した多くの卒業生の寄付をいただき、その想いを届けることができました。

 この活動は本当に多くの方に支えられ実施することができました。支援者、関係者の方々には、心より感謝し、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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