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ネパール山村支援活動2017

 「ネパールの山村の人たちと私たち学生が関わることで、新たな価値観を生み、問題意識を持ち、現地の人たちが問題を解決する力をつける」という目的を掲げ、3月1日から15日の14日間、学生21名と事務局員1名でネパール山村支援活動を実施しました。

 1日目、ネパールの首都であるカトマンズに到着しました。

 2日目にはカトマンズからパルパ郡タンセンに向け、バスで約13時間かけて移動しました。移動中にはネパールの景色やネパールの人たちの生活を肌で感じることができました。

 3日目はタンセンからブトゥケへジープで移動しました。ブトゥケでは3年前の活動で設置したバイオガス施設を見学しました。村の人から「またブトゥケに来てくれてありがとう」といった言葉を頂きました。村の方との交流を通して、楽しい時間を過ごしました。

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 4日目にブトゥケから今回の活動先であるビルパ二へ移動しました。途中で過去の活動で建設した小学校を見学しました。小学校の中にはIVUSA学生の写真が飾ってあり、ネパールの人との絆が感じられました。
 ビルパ二に到着後、小学校で私たちを歓迎するセレモニーを開いていただきました。
 セレモニーでは、小学校の先生から歓迎の言葉を頂き、子どもたちと一緒にゲームをしました。ネパールの子どもたちはとても人懐っこく、初めて会った私たちともすぐに一緒に遊ぶことができました。

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 5日目から10日目まで小学校にて作業を行いました。
 作業内容は、小学校の新校舎の柱を埋めるための穴掘り、レンガ運び、岩運び、水汲み、ござ作りです。村の方と協力しながら作業し、作業最終日には全てのレンガ約4,000個を運び終えました。また、ござは4枚完成させることができました。

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 8日目には村で飼っていた豚をさばいて頂きました。日本ではめったにできない経験をすることができ、命の大切さを改めて考えさせられました。

 11日目には紙飛行機を一緒に作って飛ばしたり、縄跳びをしたり、子どもたちと交流し、仲をさらに深めることができました。
交流会の中で、小学校建設の記念品として隊員の名前を書いたプレートやファンドレイジングで集めた30万ルピー、募金活動の際にいただいた文房具や洋服などの物資の寄付を小学校に贈呈しました。
 小学校の先生から、「あなたたちと共に過ごした1週間は子どもたちにとってかけがえのない大切な時間だった」との言葉を頂きました。  
 その後、「ホーリー」というカラーパウダーをかけあう現地のお祭りに参加して村で過ごす最後の日を楽しみました。

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 12日目の朝にビルパ二からポカラへ移動しました。朝早くの出発でしたが、村の方々が見送りに来てくださりました。

 13日目はポカラにあるストゥーパという仏教の塔を見に行きました。ヒマラヤ山脈も綺麗に見え、観光を楽しむことができました。夜には、ポカラからカトマンズへ移動しました。

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 14日目はカトマンズを観光し、お土産を買ったり、寺院を巡ったりと有意義な時間を過ごすことができました。また、ネパールの都市部と山村部との違いが感じられました。 

 この14日間でネパールの人々の暖かさに触れ、ネパールという国の問題点について考えることができました。ご協賛いただいた企業の皆様をはじめ、この活動に関わってくださったすべての方々にこの場を借りて御礼申し上げます。(東洋大学2年 向来 友里)

【プロジェクトマネージャーより】
 支援とは何か。ボランティアとは何か。常に考え現地での活動を過ごしてきましたが、答えが出たかというとわかりません。
でも、一つ言えるのは自分たちがやってきたことは微力でも必ず現地の力になった。子どもたちや村の人の笑顔が次の世代の力に繋がると信じています。これならまだまだ繋がり続けなければならないネパールと日本との絆を残せたと思います。(龍谷大学4年 斎藤 翔矢)

 今回の活動は下記企業様のご協力のもと行いました。(敬称略・同不順)
 心から感謝申し上げます。
 興研 株式会社、福徳産業 株式会社