Youth-Acty!
2008年12月26日〜29日に冬合宿が行なわれました。
今回、冬合宿を行なう和歌山県新宮市旧熊野川町は、元々は一つの町でしたが新宮市と合併し、限界集落という問題を抱えています。また和歌山県自体も若者の流出率が全国でもワースト1という大きな課題を抱えています。
この問題に対して、大学生が地域に何かしらのアクションをするということは非常に大きな意義があります。若者が県外に流出してしまう今、その若者が地域再生のために立ち上がることは、大きな一歩になるのではないでしょうか。そのアクションの一つとして、IVUSAが熊野川町を訪れ、地元の方と交流することで、地元の方同士の交流を盛んにし、IVUSAがそこで楽しむことで地域全体も楽しみ、何かを生み出すことを目的として、今回の活動があります。
そして16年前「途上国に学校を建てたい」という学生の夢企画から誕生したIVUSA。同じように学生から夢を募集し、実現させることによって、IVUSAはさらなる進化を遂げ、新しいことに挑戦したい、社会に挑戦したい、と思っている学生を一人でも多く生み出したいと考えています。
現地に着いたその日に新宮市市長の講演がありました。忙しい職務の中、私たちのために時間を割いてくださいました。市長は講演のなかで、私たちが熊野川の地を訪れ、活動をすることにとても期待しているとおっしゃっていました。
そしてその期待に応えるべく、畑仕事や山で木の伐採の手伝い、地元のお宅を訪れお茶の間ボランティアを行ないました。活動を通してどの現場でも地元の方との繋がりが出来ました。
夢企画復活、新たな夢の実現へ
冬合宿の中心となったのは夢企画の立案でした。合宿以前から各自で企画を練り、合宿内で発表しあいました。また、夢が実現する嬉しさ、壁にぶち当たった時の辛さを実際に体感できる研修も行なわれました。具体的には、「夢の達成を目指す人」という役割の人を、「夢の達成を妨害する要因」という役割の二人が押さえ込むというものと、逆に妨害していた二人が励ますというものでした。
この時々で感じた気持ちは、夢を叶えていく過程で味わう気持ちに近いものだと思います。実際に体を使って感じた感情は忘れることはないでしょう。
今回考え出された企画は国内国外問わず様々な分野にわたっていました。
「富士山を世界遺産登録へ」
「アフリカで紙芝居をしたい!」
「引きこもりの人のために希望を持てるプロジェクトがしたい」
など、どれも誰かのために何かしたいという企画者の希望が詰まったものでした。
そして多くの夢の中から班で一つを選び出し、実現できる形にすべく、どの班も時間を惜しんで話し合われました。
最終日に班全員の力が集結し、生み出された企画が発表されました。本当に実現可能な夢企画なのか、理事や事務局スタッフからの厳しい質問が出されました。学生たちはその質問に答えられないことも多々あり、企画を実現させる難しさを改めて痛感しました。また、どの企画を実現させたいかという投票を行ないました。一番多くの票を集めたのは『青森のねぶた祭りで地元のヤンキーと共に清掃活動をしたい』という企画でした。この企画のプレゼンデは「どうしてもやりたい!!」という熱意が、言葉の節々に表れていました。この時熱意は人の心を動かすという言葉を実感しました。
熊野の夢
最終日の交流会では地元NPOの共育学舎の方々をはじめ、その日の作業でお世話になった地元の方々も多く参加してくださいました。その日のテーブルには地元で獲れた野菜や小麦で作られたサラダやベーグルが並んでいました。
この日のために地元の方が作ってくださったそうです。その気持ちに嬉しくなりながら、おいしく食べました。
交流会のプログラムの中に地元の方々の夢企画発表!という時間がありました。現地の熊野川の船頭の方は「熊野川でレースをしたい!」という夢を語り、共育学舎の方の一人は「熊野川を独立させたい」という夢を語ってくれました。学生と同様に熱い発表でした。特に地元、熊野川への熱い想いつまっていました。
拓殖大学3年 斎藤 樹