○背景○独立後、ベトナムも介入した内戦が続き、国内で大虐殺が行われたカンボジア。国連の仲介で内戦は収束しましたが、地雷残留問題や子どもたちへの教育問題(全国の村の46%にしか小学校がない)など、これから解決していかなければならない問題が数多く残っています。 1998年(インド1次隊)から、本協会と多くの活動を共にしている水沼桂子さん(国士舘大学OG)は「アジア人として、アジアの子どもたちに何かしたい」という想いから、2003年、カンボジアに小学校の校舎を建設しました。また、カンボジアの学校には、必ず図書館が併設されているわけではなく、学校に通えない子どもたちが自由に閲覧できる「地域の図書館」もないことから、現在コンボンチャムという村に図書館を建設しています。今回、本協会はその図書館の建設支援活動を行いました。 |
| ○概要○ | |
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| ・期間: | 2006年8月28日(月)〜9月7日(木)(10泊11日) |
| ・活動地域: | カンボジア王国(プノンペン、コンボンチャム、シェムリアップ州) |
| ・主な訪問先: | 「正樹・桂子図書館」、「桂子学校」、「六角堂(孤児院)」など |
| ・滞在場所: | 8月28日〜29日サイゴンホテル(ホーチミン) 8月29日〜9月3日メコンホテル(コンボンチャム) 9月3日〜4日マクラゲストハウス・ホテル(シェムリアップ) 9月4日〜6日アジアホテル(プノンペン) |
| ○活動風景○ | |
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| ○参加者○ | |
| ・人数: | 学生18名、社会人1名 |
| ・参加大学: | 国士舘大学、法政大学、日本女子体育大学、京都女子大学 日本女子大学、フェリス女学院大学 |
| ○プロジェクトリーダー所感○ |
IVUSAにとって初めてのカンボジア。参加した18名の学生全員にとって初めてのカンボジア。カンボジアに滞在していた9日間を通して、私たちはカンボジアの現状や子どもたちの生活を目の当たりにし、肌で感じました。今回、残念ながら現地の異常気象の影響で「正樹・桂子図書館」は外観しか完成しておらず、当初予定していた内容の活動はほとんど行なえませんでした。そのため、少なからず作業がないことへの不満や不信感があったのも事実です。しかし、私たちが作業として造った花壇に子どもたちが我先にと水遣りをする姿、図書館の贈呈式で文具を受け取って笑顔になる子どもたちを目にし、「正樹・桂子図書館」を少しでも子どもたちにとって身近な存在にできたのではないかと思いました。今回私たちがカンボジアの子どもたちのためにできたことは微々たる物かもしれませんが、私たち1人1人が「何かを感じ」(感じた)、「何かを思った」(思った)ということだけでもとても重要なことだと私は思っています。 他団体のスタディーツアーとIVUSAとしての差別化ができたかどうか分かりませんが、「正樹・桂子図書館」の創設者の水沼桂子さんに今回このような機会を与えていただき、そしてカンボジアという国が抱えているリアルな問題やボランティアに対する精神、教育問題など、様々なお話を伺わせていただけたことは他団体ではできない貴重な体験だったと思っています。「IVUSA精神」と桂子さんの個性とがうまく融合し、学生は多くのことを学んだと思います。また、19名という少人数だったことも非常によかったと思っています。隊員一人一人の顔が見え、不満や提案をすぐに共有できることがなければ今回の隊は成り立たなかったかもしれません。 他の夏のプロジェクトや今までのIVUSAのプロジェクトとは違い、感動や達成感で最後を締めくくるのではなく、悲しさや悔しさ、やり切れなさ、もっと知りたい、誰かに伝えなくてはという想いを持って参加者全員がこのプロジェクトを終えたのではないかと思います。来年以降どのような形でIVUSAと「正樹・桂子図書館」が関わっていくのかは分かりませんが、私は今回の隊員たちといつか子どもたちが集って本を読み、絵を描き、勉強をする図書館を見にまた必ずカンボジアへ、「正樹・桂子図書館」へ行きたいと思います。 最後に、今回このような機会を与えてくださった水沼桂子さん、事前の調整や現地同行していただいたホンさんとボパさん、そして一緒に活動してくれたヴィーちゃん。そして現地のガイドさんやバスの運転手さん、レストランなど、本当にたくさんの人たちに支えられて私たちの活動が成り立っていることを身に沁みて感じました。また、桂子さんとIVUSAが出会う機会を作った下村先生と先輩方にも感謝しています。頼りないプロジェクトリーダーに多大な協力と理解を示してくれた18名の仲間たちにも感謝しています。隊員19名が無事に帰って来られたことに感謝して。 - 法政大学4年 塩谷貴子
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