| ◆背景 | |
2003年6月、小泉純一郎日本国内閣総理大臣と盧武鉉大韓民国大統領の間で首脳会談を行った。
両首脳は、1998年10月に発表された「日韓共同宣言−21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」の精神に従い、日韓両国が、過去の歴史を見据え、これを踏まえつつ、21世紀における未来志向の両国関係発展のため共に前進していかなければならないとの認識を共にした。また、2002年サッカー・ワールドカップ共同開催の成功と「日韓国民交流年」を通じて醸成された日韓友好親善の気運を維持しながら、信頼と友情を絶え間なく深化させ、両国関係を一層高いレベルへと発展させていくとの決意を共にし、「日韓首脳共同声明−平和と反映の北東アジア時代に向けた日韓協力基盤の構築−」を発表した。この声明には、未来に向けた日韓両国間の協力を強化していくための基盤は、次世代を担う若者を中心とした各界各層間の温かい友情、そして活発な人および文化の交流であるとの旨が記載されている。本協会は、1998年から、韓国京畿道常緑村において「ハンセン氏病患者自立支援プログラム」を過去7回(日本国側参加者218名、韓国側200名)実施、日韓の学生で下水道の埋設工事や豚小屋・鹿小屋等の建設作業を行い、昨年は、地球規模で考えていかなければならない環境問題をテーマに、「漢江清掃大作戦」とシンポジウムを実施した。過去10年間の活動を通じて共に汗を流して友情を育んできた。 次世代を担っていくという自分たちの役割を認識した上で、日韓両国関係発展のために、両国学生が相互理解をより一層深めていくことが求められている。 |
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| ◆目的 | |
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・日韓関係について学び、一人の日本人としての意見を持つ。 ・韓国のリアルな現状や、同世代の声を知る。 ・未来を担う若者として、日韓両国関係構築の牽引役となる。 ・作業や交流会、スポーツなどを通じて、お互いの価値観や考え方についての理解を深め、友情を育む。 ・両国共通である環境問題に汗を流し、共に取り組む。 ・「楽しかった」だけで終わらせず、日本に戻ってからの活動のきっかけを作る。 |
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| ◆企画概要 | |
今日、地球規模での環境問題は、ますます世界共通の課題となり、各国で様々な取り組みが行われている。 そんな両国共通課題の環境問題に、日本人学生と韓国人学生が共に挑む。両国の学生で協力し、韓国の漢江支流を清掃する。 また、日韓両国関係発展のために、学生にできることをテーマに、シンポジウムを開催。共に汗を流すこと、共通の問題を提起することにより両国の関心、相互理解を高める。 |
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| (期 間) | 2006年8月1日(火)〜8日(火) |
| (場 所) | 大韓民国京畿道常緑村 ソウル市近郊漢江流域100q(安岩川、中浪川、清渓川) |
| (参 加 者) | 日本人学生62名 韓国人学生51名 |
| (共 催) | 社団法人 Green Net(現地カウンターパート) |
| (協 力) | 財団法人 日韓文化交流基金 日本サムスン株式会社 |
| ◆シンポジウム概要 | |
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日本人学生、韓国人学生が未来志向で日韓関係を共に考えることが目的である。日本から見る韓国、韓国から見る日本という視点を切り口に、日韓学生のお互いの国や過去の認識の違いについて共有し、現在のお互いの「溝」を埋めていく。そして、今、私たちがそれぞれの国で、若者としてできることは何なのか考え、発表しあう。日本と韓国の間には、まだまだ解決し難い問題が数多く存在するけれども、このシンポジウムを通じて、私たちは未来の日韓関係構築に向けて、大きな一歩を踏み出す。 「東アジア環境・平和ネットワーク構築シンポジウム」 |
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| (日 時) | 2006年8月7日(月)10:00〜13:00 |
| (場 所) | 大韓民国 国会図書館 大講堂 |
| (主 催) | 国際環境FORUM,韓国青少年連合(GreenNet) 日本 NPO法人 国際ボランティア学生協会(IVUSA) |
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| プログラム |
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・開会式 ・主題発表1:「私が望む未来の日韓関係」 (井上 倫孝 / 法政大学 社会学部社会政策科学科 3年) ・主題発表2:「私が望む未来の韓日関係」 (ソンヘヨン / 全北大 経営学科 2年) ・主題発表3:「韓国から見た日本」 (グォンヌリ / ソウル大 国史学科 3年) ・主題発表4:「日本から見た韓国」 (遠藤 江莉 / フェリス女学院大学 文学部英文学科 3年) ・休憩 ・自由討論 ・「113人の約束」 − 韓国学生 代表 キムユンシク − 日本学生 代表 富松 杏奈 ・閉会式 |
| ※【参考資料】「113人の約束」文面L |
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| ◆報道関係 |
| 東亜日報、YTNニュース |
| ◆参加者所感 |
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「第二回韓国漢江清掃大作戦に参加して」 立命館大学1年 大坪英里奈 「仲間になりたい。」私は韓国に行く前にどういう関係を築きたいかと考えたときに思ったことである。日本人、韓国人という国籍に関係なく仲間になりたいと。 韓国に行く前に、先輩から「韓国に行ったら誰でもメールアドレスの交換はしてくるよ」と聞いていた。しかし1日目の夜、早くも私は不安になっていた。常緑村での夕食のとき、隣になった人ともあまり話せなかったから。しかし2日目の夜にはもうそんな不安は掻き消えていた。作業中にみんなで声をかけあったりしているうちに、班全体としていい雰囲気になっていたからだ。それにつられて私もみんなと会話が出来るようになってきた。 そして、5日目。班長の呼びかけをきっかけに歴史問題などの日韓の問題について話し合った。班員全員で夜遅くまで日本人も韓国人も真剣に思うことについて話し合った。そうやって私の班は騒ぐときはどの班よりもバカみたいに騒ぎ、考えるときは本当に真剣に考える、メリハリのついた班になっていた。そしてあっという間に別れのときがきていた。別れ際の空港では、みんなで別れを惜しんだ。そして別れの抱擁のたびに涙を流した。「See you next year」といって。この別れはただのちょっと長めな休憩なのだと。 たった1週間一緒に過ごしただけだった。その間、一緒にご飯を食べ、酒を飲み、炎天下の元の作業で汗を流し、バカ騒ぎをし、お互いの国の未来について考え、そして最後に一緒に涙を流した。こんな短期間でこんな最高の仲間になれたことを誇りに思う。本当に韓国隊に参加してよかった。本当に心からこのプロジェクトに関わってきた方々に「カムサハムニダ」と言いたいと思う。こうやって私たちが「仲間である」という事実があれば、たとえ国家間に問題があったとしてもなにかその壁をぶち壊すきっかけになれるかもしれない。そうなったらいいなと思う。 今回の韓国隊で実感したこと。それはまず、自分の語学力の無さ。そして、それでも強い絆を作る交流は出来るのだということ。自分の思いをそのまま伝えるにはまだ日本語を用いないと不可能で、通訳の出来る友達に頼ることもあった。しかし日常的な会話で実際に用いたのは身振り手振りと、なぜか発音だけはいいつたない英語だった。確かにある程度の意思疎通できたけれども、やはり語学力とともに自分のコミュニケーション能力はまだまだだということも実感した。課題も再確認できたことだし、頑張ろうと思う。 来年みんなと再会したときに恥ずかしくないように。 |
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