平成18年7月豪雨災害救援活動(長野県岡谷市)
2006/08/01
各地で大きな被害を出した「平成18年7月豪雨災害」。長野県では18日夕方以降、強い雨雲が中部から南部にかかり大雨となった。長野県岡谷市では、死者8名、負傷者11名、住宅被害も全壊家屋一13棟、半壊家屋22棟、床上・床下浸水家屋275棟と大きな被害を出した。(7月31日現在) この災害に対して、本協会では7月24日から長野県岡谷市に1次隊(7名4大学)、26日から2次隊(5名1大学)を出した。そして29日には3次隊として、関東、関西併せて81名(15大学・大学院)を派遣。
岡谷市上の原小学校、岡谷市駒沢地区において発生した土石流災害の復旧活動に従事した。 またこの活動は、車両競技公益資金記念財団との協定(災害復旧援護ボランティア活動事業に関する協定)に基づき、実行された。
■7月24日(月)〜28日(金)
【岡谷市川岸地区、湊地区】
避難勧告が解けた地域で、道路や庭などに積もった土砂の撤去作
業や、水に浸かった家財の運び出しなどを行い、復旧に当たった。川
岸地区では、地区長がリーダーシップをとり、住民の方が主体となっ
て、復旧作業に当たっていた。私達はその方たちとともに、床下の土
砂の撤去や排水路の土砂の撤去、消毒散布などを行った。
■7月29日(土)〜30日(日)
【上の原小学校】
19日未明に校舎裏山で幅30メートル、長さ250メートルにわたって
土石流が発生。およそ8000立方メートルの土砂が校舎や体育館を直
撃した。
県内教職員350名と共にIVUSA会員約50名が作業。作業内容は校
庭や校舎周辺にたまった泥のかき出しと、泥で汚れた校舎や周辺の
壁掃除、泥で埋まった側溝の掘り出し等。
【駒沢地区民家】
19日民家裏山で発生した約1キロにわたる土
石流が、高速道路下のトンネルを抜けて民家
を直撃。被害にあった家屋内の畳をあげて、
軒下に入り込んだ泥をかき出し、家財道具の
運び出し、掃除、敷地内の泥のかき出し等を
行った。
「まさかこの裏山が・・・」小学校の職員さんは
そう言うと、言葉を失った。
19日早朝、裏山で発生した土石流は、斜面を
下り70トンの水を溜めているポンプ小屋を直
撃。2手に別れた土石流の一方は体育館の
壁と、校舎廊下のガラスを突き破り、体育館と
校舎の廊下に、大量の土砂が流れ込んだ。
私達が校舎内に入った教室の黒板は「7月19
日」のまま。小学校に沿って走る道路には、豪
雨から1週間たった今でも、山から染み出る水
が小川のように流れていた。
最終日、校長先生から「突然のこの災害で、生徒達には通信簿も
渡してあげられず、壊れた校舎も、どこから手をつけていいかわかり
ませんでした。
しかし、わざわざ東京から来てくれた皆さんは、元気一杯の掛け声
と、その働きで、災害に受身だった私達に、災害に立ち向かっていく勇
気をくれました。皆さんの活動はまさしく攻撃的ボランティアであると思
います。2学期、子供達に皆さんのボランティア精神を伝えたいと思い
ます」との言葉を頂いた。
短い期間ではありましたが、少しでもお役に立てたなら幸いです。
また、本協会がこれまで災害救援活動にでた、中越地震(小千谷
市塩谷地区)や、04年台風災害(三重県紀北町(旧海山町))から「困っ
た時はお互い様」と応援に駆けつけた方々と一緒に作業することができ
たことは、災害から繋がった「人の絆」を感じる場面でもありました。
今回の活動に際し、ご協力いただきましたたくさんの方々に、この場
を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
最後に、亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復興を
お祈り申し上げます。
◆協 力 : 岡谷市ボランティアセンター
下諏訪町老人福祉センター
社団法人諏訪圏青年会議所 理事長 林健一
照光寺寺務長 宮坂宥澄
下諏訪町社会福祉協議会
(有)新保重機専務 新保純一(新潟県小千谷市)
日本ポリグル株式会社
(敬称略 順不同)
◆参加大学:青山学院大学 京都大学大学院 国士舘大学
国士舘大学大学院 大東文化大学 拓殖大学
中央大学 奈良先端科学技術大学院大学
二松学舎大学 日本女子体育大学 日本大学
法政大学 立命館大学 早稲田大学
京都産業大学
(順不同)