東アジアをつなぐEco−Project Vol.3
2007/08/07
◆「東アジアをつなぐECOプロジェクト」とは
環境問題は、人類が自然環境を資本として利用しながら文明を発展させ、環境に多大な負担をかけてきたことで、地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、砂漠化などを引き起こし、今や国境を越えた地球規模の問題となっています。北東アジアでも、中国黄土高原から飛来する「黄砂」や、海流に乗って流れ着く「漂着ゴミ」など、国家を超えた取り組みの必要性が指摘されています。
本協会では、2005年から、日本、中国、韓国の3国で「環境」をテーマに、日中韓を結ぶ「東アジアをつなぐECOプロジェクト」を開催しています。このプロジェクトは3国の学生が相互の国を往来し、活動を通じて相互理解を深め、互いの国の現状を知ることで、未来志向の関係を構築するとともに、それぞれの国民に環境問題に対する警鐘を鳴らすことを目的に実行しています。
■韓国での取り組み
「日韓学生合同ボランティア 統一村支援活動」
*日韓文化交流基金助成事業
本協会の韓国での活動は1996年から始まり、「ハンセン氏病患者自立支援活動」(7回実施)や、「漢江清掃大作戦」(2回実施)を実施してきました。
今年は、韓国の非武装地帯である統一村で、「日韓学生合同ボランティア〜統一村支援活動〜」に新たに取り組み、日本人学生70人、韓国人学生70人が「平和」について共に考えます。そして、 最終日には首都ソウルにて、「東アジアの安定と平和」という目標に向かい、シンポジウムを行います。日韓の学生が1週間、同じ目標に向い、寝食を共にし、語り合い、同じ汗を流す。 そこには、学生としてできること、やらなくてはいけないことが絶対にあると思っています。
■日本での取り組み
「第6回九十九里浜清掃活動大作戦」
*日本たばこ産業株式会社「青少年育成に関するNPO助成事業」認定事業
史上初、九十九里地域全域を通しての清掃活動として始めた2002年から始めたこのプロジェクトも、今年で第6回目を迎えます。観光客が残していくゴミや上流地域からのゴミ、海外からの漂着ゴミが深刻な問題となっているこの地で、66qにも及ぶ九十九里浜全域を、300人の学生と500人の地元住民の、計800名でゴミ拾いを行います。
また九十九里地域では、環境問題だけでなく、砂浜問題や漁獲高の減少、過疎化など多岐に渡る問題を抱えています。そういった問題に対して清掃活動を通じて共に考え、九十九里浜の新たな魅力を発見し、提案していきます。
■中国での取り組み
「第四次中国黄土高原緑化プロジェクト」
*日中緑化交流基金・独立行政法人国際交流基金助成事業
*「2007日中スポーツ・文化交流年」認定事業
現在緑化率が10%以下の黄土高原では土壌流出や河川の氾濫により広範囲に黄砂を飛来させています。このプロジェクトはこの状況に対し行われた中国の「母なる川を守る行動」の指定プロジェクトで、本キョウカイとしては2004年に始まりました。今年は、日本人学生100名中国人学生100名が参加し、共に作業を行うことで相互理解を深め、「近くて遠い国」と言われる日中間の友好の促進と発展を目指すことを目的とします。
■この他の今夏の取り組み
「天草西海岸流木除去・清掃活動」
初の関西主体となる「天草西海岸流木除去・清掃活動」。海岸には流木だけではなく、海外からのゴミや環境客が捨てていったゴミが多く散らばっています。そのため、地元の漁業関係者の船が破損するなどの被害が出ています。また、海ガメの産卵にも悪影響をきたしています。IVUSAと熊本の学生・住民が一丸となってこの問題に取り組み、日本の宝島とも言われる天草の本来の自然を取り戻すため、地元の人々が安心して暮らせる活動を行います。
新潟県岩船郡関川村「大したもん蛇まつりボランティア」
「ぜひ自分の故郷でIVUSAの活動がしたい」という、関川村出身のIVUSA会員の思いから実現した事業で、今年で4回目になります。
新潟県関川村は人口7000人。市町村合併が進む中「小さくともきらりと光る村」というスローガンを掲げ、合併せず独立して運営していくことを決めました。私たちは、日本が抱える少子化・過疎化を、この村をモデルとしてどう取り組んでいくかを考えていきます。
私たちはこの夏、これらの5つのプロジェクトで社会に挑戦します。
*詳しくは、当該プロジェクトのTOPICSをご覧下さい。