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三重県熊野市熊野大花火大会活性化活動2018

 8月14日から8月19日までの6日間、三重県熊野市にて三重県熊野市熊野大花火大会活性化活動が行われ、学生202名、事務局員2名、計204名が参加しました。

 今活動では17日に行われる熊野大花火大会の会場設営や花火大会当日の運営補助、記念通り商店街で行われるイベント補助に加え、今年からの新たな取り組みとしてイベント民泊開催の補助、荒坂地区での民泊開催に向けたツアープランの検討と、主に4つの軸で活動を行いました。

 1日目は午前中に京都市内で結団式を行い、初めて関東と関西の学生が一堂に会しました。結団式では、チームとして最大効率で動くために、交流や規律訓練をしました。
 結団式後、熊野市に移動しました。到着後、熊野市にある木本小学校で開会式を行いました。熊野市観光協会会長の中平孝之さんからは、「来年、再来年と続けて来ていただけるような活動にしていきたい」とご挨拶を頂戴いたしました。

 2日目以降は、主に4つの軸の活動に分かれてそれぞれ活動しました。

 花火大会の運営補助の活動現場では、1,000席以上ある有料浜席の設置や花火大会の会場である七里御浜の清掃などをしました。
花火大会当日には、駐車場と熊野市駅を繋ぐシャトルバスの中で観光客の方に熊野の観光名所やお土産などを紹介する「学生くまのナビゲーション」や花火大会持続のための募金活動、市役所前に設置したエコステーションでのごみの分別の呼びかけ、駐車場の整備などを行いました。

 募金活動は17日のお昼から花火大会終了時までの長時間に及びましたが、「ご協力お願いします!」と懸命に叫び続ける学生の姿が見られました。結果的に1,615,708円もの募金を集めることができました。この募金は、来年の花火大会運営のために寄付させていただきます。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

 商店街でのイベント運営の活動現場では、花火大会の前夜祭として行われた“古道通り夜市”と花火大会当日に開催された“くまの郷土物産展”の運営補助、ブースの出店を主に行いました。“くまの郷土物産展”では駅前でのビラ配りや声かけを行い、2016年からずっと目標としていた来場者1万人を達成することができました。

 また、今年度からの新たな取り組みとして熊野市観光協会が実施したイベント民泊運営にも関わらせていただきました。
 学生2名がイベント民泊運営を担当された地域おこし協力隊の井上さんのサポートとして、イベント民泊のために貸してくださった民家の掃除や布団の搬入、搬出などを行いました。

 荒坂地区では、今年2月に行った「三重県熊野市地域活性化活動」の一環で修繕した空き家を利用した民泊を実施するための準備を行いました。
 学生3名が民泊を訪問し、民泊周辺の清掃、さらには当団体のOB・OGに民泊のモニター客として宿泊して頂き、ツアープランの検討やアンケートの回収などを行いました。

 台風の襲来が続き天候が危ぶまれましたが、17日当日は気持ちの良いほどの晴天で、無事に花火大会を実施することができました。

 花火大会翌日には、花火大会の運営に携わっておられる現地の方と学生で慰労会を行いました。学生が抱く熊野への思いや地域の人だからこそわかる話などを交わしていく中でIVUSAと熊野の方との繋がりはより深いものになりました。

 そして活動最終日、閉会式を実施しました。閉会式では、熊野市観光協会会長の中平さんより、「また来年も来て欲しい」とお話を頂きました。
 尚、この閉会式に、観光協会の方、市役所の方など、11名もの方々が来てくださいました。

【閉会式に来賓してくださった皆様】

熊野市観光協会
会長 中平孝之様
副会長・ふるさと大使 紀の川良子様
副会長 糸川佳男様

熊野市役所
観光スポーツ交流課
課長 室屋隆也様
観光交流係係長 横平修一様
観光交流係 山川大輔様
観光交流係 橋本蓮様
観光交流係 土口泰明様

市長公室 仮谷憲一様

熊野商工会議所
会頭 榎本正一様

熊野市地域おこし協力隊
井上結子様

 今回の活動で得たものを、今年の春に行われる熊野での活動や、来年の夏の活動にも繋げていきたいです。最後になりましたが、本活動にご協力頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。(龍谷大学2年 濵田 日向子)

【プロジェクトマネージャーより】
 この活動では想いというものを大事にしてきました。活動現場は数十現場に分かれましたが、学生一同「熊野のために頑張ろう」という同じ想いでそれぞれの作業を進めました。

 そんな私たちの姿を見て元気をもらった、感動したという声を熊野や観光客の方にいただけたのは何よりも嬉しかったです。自分たちの本気で、熱意と元気が届けられたなら幸いです。

 この場をお借りしてご協力していただいた関係者の方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 (立命館大学4年 村木 建太)