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新潟県関川村「七ヶ谷雪ほたるまつり」活性化活動2019

 2月2日から4日までの3日間にかけて、新潟県関川村七ヶ谷雪ほたるまつり活性化活動2019が新潟県岩船郡関川村にて行われ、学生50名、事務局員1名が参加しました。

 関川村では、夏の「大したもん蛇祭り」や、今回の「七ヶ谷雪ほたるまつり」のような村内集落の住民により開催されているものなど、関川村の持つ豊かな自然と文化が活かされた四季折々のイベントが行われています。
 しかし、少子高齢化といった社会的な背景のもと、様々なイベントが担い手不足という問題を抱えています。

 「七ヶ谷雪ほたるまつり」は若手世代の方々も多く関わっているイベントです。ですが、更に未来へと繋がっていくものとなるように、また、村民の方々が持つ「村のために何かやりたい」という想いを伺い、よそ者である私たちの感じたことを共有することを目標に、活動しました。
 外から見た関川村を知ることで、更に関川に誇りを持つことができるようなり、「何かしたい」という気持ちが村の活性化へと繋がっていくきっかけとなっていくことを目指してこの活動に挑みました。

 活動初日の14時にまつりの会場となる安角ふれあい自然の家に到着しました。雪ほたるまつりの主催者であるタランペクラブ代表の加藤克徳さんからの挨拶の後、活動現場へと移動しました。通路を整えるための雪踏みや校内清掃、玄関整備を行い、地元の方との会話も交えながら楽しく活動をすることができました。

 18時から到着セレモニーと懇親会が行われ、学生たちは元気よく「ただいま帰りました」と挨拶し、加藤弘村長から「おかえりなさい」と返していただき、関川村に帰ってきたことを実感しました。その後の懇親会では学生と村の方々との交流を深めることができました。

 活動2日目の午前、学生たちは割り振られた活動現場でまつりに向けた準備を行いました。

 午前の活動終了後、村の方から「村のために何かやりたい、本当はこうしたい」といった未来に繋がるお話を伺う場として「未来トーク会」が行われました。班ごとに学生の地元の土産やオリジナルの名札などを持参して村の方と距離を近づける工夫をしていました。所々から学生と村の方々の笑い声もあり、和やかなムードでした。

 午後は、関川村にある7つの集落ごとに雪像作りを手伝いました。地域の大人から子どもまで参加していたことに関川村の「きらりと光る」明るさが見られました。

 雪で作られた灯篭の中のろうそくに火を灯し、「七ヶ谷雪ほたるまつり」が開催されました。紙袋とLEDライトで作られた「スカイランタン」を打ち上げ、会場はとても美しい風景に包まれました。

 まつりの開催中には、昨年に引き続き「雪ほたるカフェ」を設置し、寄付・募金をしてくださった方にコーヒーやスイーツを提供しました。
 また、小学生を対象としたまつり企画のスノードームやキーホルダー、キャンドルづくりでは過去最多となる78名の小学生が来場しました。

 3日目の活動最終日は、まつりの片付け、校舎の清掃の現場に分かれて活動をしました。その後今回の活動の反省会を行い、学生はお互いの意見や考えを共有しました。

 関川村役場前にて、出発セレモニーが行われました。加藤弘村長から「3日間お疲れさまです。ありがとうございました」との労いの言葉を頂きました。

 最後に学生は加藤弘村長と「行って参ります」「いってらっしゃい」の挨拶を交わし、関川村の方々とお別れをしました。

 村の方たちとお話をする機会が多かったことから、関川村とIVUSAの関わりを今まで以上に深められた活動になったと感じました。(立命館大学2年 田畑 祐貴)