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長野県飯山市「雪と光の祭典」活性化活動

 長野県飯山市で3月9日に行われた「雪と光の祭典」を盛り上げるための企画の提案や実施、祭りの運営補助など行いました。活動を通じて、飯山市を訪れるリピーターを増やすことが目的です。3月7日から11日の期間で、学生54名と事務局員1名が参加しました。

 今回の祭典では、学生が提案したいくつかの企画の中から二つを実施しました。

 一つ目は、LEDキャンドルで作るイルミネーション企画です。祭典の会場となる戸狩温泉スキー場のゲレンデで実施しました。
イルミネーション企画では飯山の四季をイメージした「菜の花」や「あじさい」LED5,000個を使用した天の川をゲレンデの一部を使って描きました。事前に民宿で配布した紙コップに願いごとを書いていただいた紙コップにひとつひとつLEDを入れながら設置しました。

 二つ目は、観光客の方にスキー場周辺の名所にも訪れてもらうため、高源院、延命地蔵尊でLEDキャンドルの光の道をつくりました。
 延命地蔵尊は、別名子育て地蔵とも呼ばれ、子どものない人が信仰すると、子どもが授かり元気に育つと言われています。高源院は、1,400年開創の曹洞宗のお寺です。毎年梅雨の時期に20種約800株のあじさいが咲くため、あじさい寺として地域の人に親しまれています。

 どちらも雪かきをして、観光客の方が通れるように道を作り、雪の壁を作りました。LEDキャンドルを設置するため、雪の壁に等間隔に穴を開け、折り紙で作ったあじさいや柿を設置しました。祭典当日完成したイルミネーションを見て喜んでくださった方々を見て学生たちも達成感を感じることができました。

 活動4日目は、前日に実施された雪と光の祭典の片付けとして、祭典の為に民宿に配っていたLEDキャンドルを回収して回りました。
 そして地域の方と今後の雪と光の祭典のこと、飯山市にリピーターを増やすための方策の2つについて意見を交わす懇談会を実施しました。学生が今回の祭典の良かった点、改善点を挙げそれについて地域の方から意見をいただきました。
 また、学生は活動前に飯山市の現状について調べ、課題点とその解決策を考えていき、それに対して地域の方から意見をいただきました。懇談会を通し、実際に地域の方の意見を聞くことで課題に対して地域の方がどう考え、その課題をどのように解決していくのかということを共に考えることができました。

 最終日には懇談会でお話ししたことを含め、今後飯山リピーターを増やすためにどのように活動していくかをまとめた提案書を作成しました。

 今回の活動では祭典の運営補助だけでなく、学生と地域の方がお話できる機会が多く設けられました。その中で今後祭典をもっと盛り上がったものにできると感じることができました。
 今後はさらにスキー場や民宿の方と連携した活動を行い、飯山市の活性化につなげていきます。(中央大学 3年 勝俣 瑞歩)

【プロジェクトマネージャーより】
 2016年より始まったこの長野県飯山市雪と光の祭典活性化活動では、IVUSA学生が飯山市の地域の方々と協働で飯山を盛り上げていくことを目的としています。

 具体的な活動として、飯山の魅力を発信するお祭りである「雪と光の祭典」の企画立案と実施や、飯山市を盛り上げていくためにはどうしたらいいかを地域の方と語り合う「懇談会」を実施しています。

 今後も飯山を盛り上げるべく、地域の方々とIVUSA学生とで力を合わせ飯山市の活性化に望んでいきたいと思います。(京都外国語大学4年 栗栖 崇光)