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第9回 マザーレイクフォーラムびわコミ会議2019に参加しました

 8月31日に滋賀県大津市にて、「第9回マザーレイクフォーラムびわコミ会議2019」が開催され、IVUSAの学生2名と事務局員1名が参加しました。

 この会議は琵琶湖流域に関わる団体が、様々な視点から琵琶湖の現状・将来について話し合う場です。今年は市民団体や企業、行政、大学生、JICA等、100名以上の方々が参加されました。

 午前中の第一部では「みんなつながる報告会」をテーマに、野洲川での住民と行政との連携による子どもの川遊び場作り、漁師から見た琵琶湖の水質や生態系の変化、米原駅を拠点とした地域とともに作る琵琶湖でのインバウンドツーリストのかたち、琵琶湖の魅力を知るきっかけづくり、の4つの発表が行われました。

 多様な立場から見た琵琶湖に関する発表は新たな気づきが多く、琵琶湖での取り組みや現状に対して理解を深める事ができました。

 ブース展示もあり、IVUSAからは「オオバナミズキンバイVS高島」と題して、高島市におけるオオバナの繁殖状況、9月に高島で開催する夏プロについてお話しさせていただきました。

 オオバナについて学園祭や市主催の環境フォーラムで発表してきたことやメディアで取り上げられる機会が増えてきたこともあり、オオバナについて知っている方、また興味を持っている方が増えてきたと感じました。

 高島での活動について、「こういう現状があるとは知らなかった。是非頑張ってほしい」と応援のお言葉も多く頂きました。

 午後の部では13のグループに分かれ、テーブルディスカッションを行いました。私たちのグループでは、「北湖にオオバナが繁殖し始めている現状と、今後高島を始め、様々な地域で、水草や環境問題について多くの人に興味を持ってもらうにはどうしていくべきか」というテーマでお話しさせていただきました。

 参加者の方から、「南湖でオオバナが減少している理由の一つは、間違いなくIVUSAの活動のおかげだね」というお言葉をいただきました。
 またその中で「過去の成功体験を別の地域で行ってもそれは成功しない。その地域に合った、最適な方法というのを考えながら活動に取り組んでいってほしい」とコメントをいただきました。IVUSA流の除去活動を押しつけるのではなく、その地域に合った計画が大切だと実感しました。

 グループディスカッション後にそれぞれのグループ発表が行われ、各グループの話し合いの中で出たキーセンテンスについての発表があり、琵琶湖との約束をまとめ、全員で朗読しました。

 今回のびわコミ会議を通して、琵琶湖を盛り上げ、守っていくために様々な活動を行っていると実感しました。一見、それぞれの活動に繋がりはなさそうでも、お互いの意見を聞くことで新たな活動の幅が生まれると思いました。

 この経験をこれからの活動に活かし、琵琶湖の環境を守る一員として頑張っていきたいと思います。

 最後に、主催者であるマザーレイクフォーラム運営委員会、滋賀県の皆様をはじめ、このフォーラムに関係した全ての皆様に御礼申し上げます。今後とも宜しくお願い致します。(立命館大学2年 池田 侑花)