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瀬田川オオバナミズキンバイ学習会及び除去活動に参加しました

 8月20日、ウォーターステーション琵琶にて、国土交通省琵琶湖河川事務所・淀川河川事務所・稲名川河川事務所・大和川河川事務所、滋賀県、独立行政法人水資源機構、大津市役所、京都大学、滋賀県立大学、日本ミクニヤ株式会社、いであ株式会社、ウォータステーション琵琶、IVUSAの学生11名含む計46名が集まり、「川の生態系を守る学習会」及び「瀬田川でのオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)除去活動」を実施しました。

 午前中の学習会では、京都大学田中周平准教授による「ポテンシャルハビタットマップを駆使した効果的駆除方法の開発」、滋賀県立大学 野間直彦准教授による「鳥類が行う種子散布・断片散布による拡大可能性の検討」、日本ミクニヤ株式会社 徳岡誠人氏による「高温好気発酵分解技術による減容化と有効利用法の検討」、琵琶湖河川事務所から「淀川流域におけるオオバナの繁殖及び対応状況」について講演をいただきました。

 波の高さがオオバナの繁殖に影響を与える話や、水鳥の排泄物に混在して拡散する可能性が高く水鳥がやってくる季節に拡散のリスクが高まる懸念の話、オオバナの処理問題の解決や有効利用の検討の話、河川のワンドに漂着して繁茂が深刻化している話など、様々な立場の方々からの基調な見解や情報を頂きました。

 またIVUSAからは、活動の始まりや多様な主体と連携した除去の実施体制などについて発表させていただきました。

 午後からは実際に瀬田川で繁茂しているオオバナの除去活動を実施しました。野間直彦准教授より除去方法について指導を頂きながら、オオバナの茎や葉を丁寧に抜き取ることを意識しながら作業を実施しました。

 約2時間30分程度の作業の結果、5箇所エリアで予定していた群落を完全除去でき、約1トンの回収に成功しました。

 作業終了後に国土交通省の方から、「今後も定期的に活動をしていきたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願いします」と言葉を頂き、閉会しました。

 最後に船上調査から学習会、除去活動まで貴重な体験をさせて頂き、関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。(龍谷大学3年 正山つぐみ)