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京都府鴨川オオバナミズキンバイ除去活動に参加しました

 8月25日、京都府鴨川五条大橋から塩小路橋にかけて確認されたオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を京都府庁、鴨川を美しくする会、一般社団法人鴨川流域ネットワークを中心に121名で実施し、IVUSAからは27名が参加しました。

 近年琵琶湖だけでなく、琵琶湖下流域の京都府鴨川でもオオバナが確認され、今回の活動では、鴨川でこれ以上拡散しないことを目的に活動が実施されました。

 開会式では、京都府府民環境部高屋副部長から、「オオバナは生息区域を広げていき、みなさまの暮らしに影響を及ぼしていっています。この美しい鴨川を後世に引き継いでいけますよう、ご協力よろしくお願いいたします」と挨拶がありました。

 除去作業は、五条大橋から塩小路橋の間で3箇所に分かれて活動しました。京都府や鴨川の美化に取組む団体の多くの方々にとって、初めてのオオバナ除去活動だったので、水草の見分け方や除去作業の注意点、手順を確認してから作業に取り掛かりました。
 

 休憩の時間にも関係者と現場ミーティングを行い、前半の活動のふり返りと後半の活動に向けて作業の確認や改善点を話し合いました。

 後半の活動では、ミーティングを活かし、道具なども使いながらオオバナを効率的に除去することができました。2時間の作業の結果、河原や水面に繁殖していた約200㎡、約600㎏のオオバナ群落を除去することができました。

 閉会式では、鴨川を美しくする会会長の古村様から、「皆さまのおかげで、沢山のオオバナミズキンバイを除去することが出来ました。これからも続くことかとは思いますが、今後ともご協力いただきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」というお言葉がありました。
 

 閉会式のあとは、学生だけで今日のふり返りミーティングを行いました。「オオバナに似た植物もあり見分けに苦労したので、事前に写真だけでなく実物を見て確認する必要があると思った」「関係者からIVUSAのお陰で作業が回ったとの声も頂き、琵琶湖の活動経験を鴨川でも活かせることが実感できた」などの感想がありました。

 活動に初めて参加した1年生からは、「オオバナの見分けがつくようになったので、9月の大作戦に活かしていきたい」と9月に滋賀県高島市で行われる除去活動に向けての意気込みもありました。

 最後に今回活動を開催して頂いた京都府庁、鴨川を美しくする会、一般社団法人鴨川流域ネットワークはじめ関係者の皆さま有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。(京都外国語大学3年 鈴木 祐佳)

【プロジェクトリーダーより】
 今回は鴨川で初めてのオオバナ除去活動でした。京都の活動参加者の多くの方々はオオバナについて御存じで、また河川清掃に前向きな姿勢にも驚かされました。一方で除去作業となると植物の見分け、道具の使い方や特定外来生物を扱う注意点などノウハウが必要な場面も多く、知識だけでなく活動経験を関係者と一緒に積み上げていく必要性を感じました。

 オオバナはもはや琵琶湖のみの問題ではありません。今回の活動場所である鴨川を始め、大阪でも見つかっています。今後も琵琶湖以外での活動にも積極的に参加し、IVUSAが長年培ってきた除去活動のノウハウを多くの人に共有し、関係者一体となったオオバナ完全除去を目指していきます。

 最後になりましたが、この活動にご協力いただいた全ての方々に感謝いたします。今後とも宜しくお願いいたします。(龍谷大学3年 中村 大希)

・共催:京都府、鴨川を美しくする会、(一社)鴨川流域ネットワーク
・後援:環境省 近畿地方環境事務所、京と地球の共生府民会議、きょうと地域創生府民会議、(公財)琵琶湖・淀川水質保全機構
・協力:滋賀県、竹内孝男医師(早石病院)、救援ボランティア左京
・参加団体:京都つくば開成高校、カモシネマ15実行委員会、京都学生祭典実行委員会、京都自然教室、XOクラスター、堀場製作所OB会、(株)レオパレス21、下京区洛南地区自動車整備協議会、千両松地域エコ協議会、NPO法人国際ボランティア学生協会、大阪経済大学・小谷ゼミ、(株)凸版印刷、京都市