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新潟県関川村七ヶ谷雪ほたるまつり活性化活動2020

 2月15日から17日の活動には、学生54名、事務局員1名が参加しました。

 今回の活動は「想いをカタチに」というコンセプトで活動前から準備を進めてきました。関川村で少子高齢化や人口の減少が問題となる中、学生が実際に関川村を訪れ学生からの提案や、村の方の想いに寄り添うことで関川村の発展をより現実的なカタチにすることを目指しました。
 また、七ヶ谷地区が主体となって実施している雪ほたるまつり本番ではまつりが盛り上がり、地域活性化に繋がるようにという想いで活動しました。

 初日は旧安角小学校に着いた後、到着セレモニーを行い、関川村での活動では恒例の「ただいま帰ってまいりました」「おかえりなさい」と挨拶を交わしました。関川村に帰ってきたと強く実感する瞬間でした。その後まつりに向けて作業を分担して清掃と装飾を行いました。次の日のまつり本番への期待が高まりました。

 作業の後に村の方と親睦会を行い、交流を深めました。様々な話題で盛り上がる中で関川村のこともたくさん聞くことができ、とても貴重な時間でした。夜には試行民泊であるせきかわぐらし体験に学生20名が参加しました。村の方の関川村での思い出話や、これからやってみたいことなど様々なお話を伺うことができました。

 活動2日目はまつりの準備から始めました。雪がないという状況でより良いまつりにするため、村の方と相談しながら準備を進めました。準備を進めるとともに、村の方と関川村を散歩するフィールドワークも行いました。村の良いところを見つけ、新しい発見ができるこの散歩は村をより知ることのできる良い機会となりました。

 関川村では、新潟県地域づくりサポートチームの支援のもと、雪ほたるまつりを運営する団体の一つである谷人倶楽部と村役場が協力して旧安角小学校を活用し、地域を盛り上げる計画をしています。その活用方法を学生の視点から提案し、さらに村の方と話し合う「ミライカイギ」が行われました。学生の柔軟な意見に対し村の方の前向きな意見を聞くことができ、終始和やかな雰囲気でした。

 例年雪ほたるまつりでは7つの集落ごとに雪像を作りますが、今年はそのかわりに紙コップに蝋燭をいれて灯篭を作りました。スカイランタンと灯篭により、会場である体育館がとても幻想的な空間になりました。
 その他には、雪ほたるまつりの主催団体であるタランペ倶楽部主催のオリジナルの缶バッチ作りや、学生がまつりのために準備してきたステンドグラス作りをしました。子どもから大人までたくさんの人が参加し、楽しんでいました。また、まつり中に来場者と協力して完成を目指していたモザイクアートも完成することができました。

 3日目の活動最終日は旧安角小学校の清掃を行いました。その後村の方から雪ほたるまつりの歴史やIVUSAと関川村の歴史についてお話していただきました。学生はより関川村と雪ほたるまつりへの知識を深めることができました。

 最後に関川村役場の前で出発セレモニーを行いました。村の方からは「雪がなくても楽しいまつりができてよかった」と言っていただけました。最後に「行ってまいります」「いってらっしゃい」と挨拶を交わしました。

 雪のない異例のまつりとなりましたが、村の方と工夫を凝らしながら作業することで、より関川村とIVUSAの関係を深められたと感じました。また、ミライカイギのように関川村の更なる発展を村の方とともに現実的にしていく機会を大切に、これからも活動していきます。

 最後に、関川村役場の方々やタランペ倶楽部の方々をはじめとする関係者のご協力があり、今回の活動を実施することができました。この活動に関わってくださった全ての方に深く感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。