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印旛沼フィールドスタディ

 6月30日、千葉県印旛沼流域周辺で行われた印旛沼フィールドスタディにIVUSA学生5名、事務局員1名の計6名が参加しました。
 今回の印旛沼フィールドスタディは、印旛沼流域を楽しく探索し、現地の方々と接することでIVUSAが印旛沼流域でできることの幅を広げるという目的で開催されました。

 午前中にNPO富里のホタルの方々が活動をされている谷津を見学させていただきました。谷津とは、台地に入り込む独特な地形のことで、谷津の谷底では湧き水を利用した水田耕作なども行われています。ここでNPO富里のホタルの方々は、子供たちに向けた環境体験学習、耕作放棄地の環境保全活動、東邦大学の方々と協力して生態系の調査、保全といった活動をされています。
 IVUSAの学生はカエルや虫などの観察、冷えたスイカをいただくといったことで谷津の自然を堪能しました。

 午後は今年実施するナガエツルノゲイトウ除去活動の作業現場である低地排水路の下見、カウンターパートである水資源機構様が管理している大和田排水機場の見学をさせていただきました。
 低地排水路には沢山のナガエツルノゲイトウが繁殖していて、陸にも繁殖が広がっていました。その現状を見てナガエツルノゲイトウの驚異的な繁殖力という最大の特徴を再認識しました。

 大和田排水機場では水資源機構様の事業説明を受けた後、排水機場の排水ポンプの仕組みや、ナガエツルノゲイトウの繁殖によって、どのような影響を受けてしまうのかなどのレクチャーを受けました。近年降雨量も増えてきていますが、大和田排水機場では洪水の被害を抑えるために日々尽力されていました。

 今回、印旛沼流域の地域、施設を見学させていただいたことで、印旛沼流域にはそれぞれ違う問題に取り組んでいる人たちが沢山いるということを実感しました。IVUSA学生の若い力は印旛沼に必要とされていて、協力してくれる方も沢山います。これからは現地の方々を沢山頼り、IVUSAと現地の方々が一緒になって問題に取り組んでいけるような体制を築いていきます。(日本大学4年 荻野 俊資)