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長野県伊那谷環境保全活動

 12月18日から20日の期間に長野県飯田市川路地区にて、学生5名、事務局1名で竹林整備活動を実施しました。

 本活動はNPO法人いなだに竹Links様と協働で実施しています。いなだに竹Links様は市民団体である天竜川鵞流渓復活プロジェクトを前身とし、2021年10月に法人格を取得、放置竹林の整備や作業に関する技術提供、竹の利活用事業などを行っています。

 いなだに竹Links様との関わりは、当協会の卒業生である小原和也さん(IVUSA22期 飯田市役所職員)からの提案をきっかけに始まりました。2019年度に前身の団体である天竜川鵞流渓復活プロジェクトとIVUSAによる第1回の活動を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け中止となり、以降は活動未実施の状態が続いていました。飯田市での最初の活動は今年4月に行いました。今回は2回目の活動実施となり、いなだに竹Links様との活動としては初めての実施となります。

 活動1日目は、午前中に現地の方と顔合わせを行い、午後から現場での作業となりました。現場に到着後、現地の方が用意してくださった火の周りで暖を取りながら作業の説明を受けました。1日目の作業は、竹の間引きや枯れ竹の処理、整備作業の足場づくりが主な内容となりました。

 学生にとっては久しぶりの対面活動でもあり、中には初めての活動参加となった学生もいましたが、現地の方に作業内容を教えていただき、声をかけ合いながら竹の伐採や、足場づくりを行いました。
 夜には懇親会が開催され、五平餅や、地元のお肉を使った鍋でおもてなししていただきました。

 活動2日目は、午前中は前日と同様に竹の間引きや枯れ竹の除去、整備作業の足場づくりを行いました。 
 お昼の休憩時には、刈った竹を加工しご飯を炊く竹筒飯盒、細く切った竹の上でお肉を焼く竹焼き肉をしました。使用した竹も最後には焼き、竹炭にするため、余分なゴミも出ず、環境に優しく楽しむことができます。

 午後の作業でも、怪我等に気をつけつつ、整備作業に取組みました。2日間の作業を通じ、当初は日の光が入らなかった場所にも光があたるようになりました。
 作業の最後には、NPO法人いなだに竹Links代表理事の曽根原宗夫さんから、「作業によって風景が変わった竹林を見て、達成感を味わう。その達成感がまた次の取組みに繋がっていくのだろうと思います」というご挨拶いただきました。

 今回の活動で作業場所の整備がすべて完了したわけではありません。来年3月に実施予定の活動でも、いなだに竹Links様とともに川路地区の竹林整備を進めていきます。

 最後に、今回の活動実施に向け各種調整をしてくださったNPO法人いなだに竹Linksの皆様、懇親会の実施や宿舎をお貸しくださった川路地区の皆様に心より御礼申し上げます。(東洋大学4年 村川 紗羽)