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三重県熊野市活性化活動

 今回の活動では、2回の勉強会、3日間のオンライン訪問活動、2日間の対面活動を実施しました。市民の方へのインタビューなどを通して、「熊野で感じた愛や思いを学生一人ひとりが形にし、人に運び届け、未来に繋ぐ」ことを目指し、同世代の若者に熊野市を知ってもらうためのウェブサイト作成とSNS発信を行いました。

 2月16日から18日の3日間、IVUSA学生33名、事務局1名でオンライン訪問をしました。
 1日目の初めは、時事問題勉強会を行い、地方が抱える問題やその背景について学びました。

 そして、1日目の午後から2日目の午後にかけて、オンラインで熊野に住む方々にインタビューを行いました。熊野で生まれ育った方だけでなく、移住してきた方からも話を聞くことができました。そのため、地域の方が思う熊野の魅力について、様々な方面から学ぶことができました。

 2日目の夕方から3日目の午後にかけては、ウェブサイト記事作成の初期段階である、妄想旅行プラン作成に取り組みました。インタビューで聞いた内容や調べた内容からそれぞれが感じた、いいなと思った熊野への愛、通称「推し愛」を元に、班ごとで妄想旅行プラン作成しました。
 3日目の最後は、妄想旅行プラン・活動の中で見つけた「推し愛」の発表で締め括りました。

 3月16日と17日の2日間、IVUSAの学生16名、事務局1名で対面での訪問活動を行いました。オンライン訪問活動で作成した妄想旅を実現し、「生の熊野」を学生全員で感じるとともに、今年度の活動の成功の後押しとなることを目的に活動をしました。活動にあたって事前に全員のPCR検査陰性を確認し、当日は検温およびマスクの着用を徹底しました。

 現地では、徒歩、レンタサイクル、車という交通手段ごとにグループ分けをして散策しました。それぞれの交通手段だからこそわかる魅力や味わいを得ることができました。
そして、妄想旅行プランに組み込んだ場所に訪れることで、実際に行ってみないと分からない情報や新しい発見も多く、より完成度を高めることができました。

 2日目の朝は、学生5名で定置網漁業体験をしました。熊野市観光協会と熊野漁業協同組合は、漁業を観光に活かし修学旅行の誘致や観光客の呼び込みを図ろうとしています。4月からの本格始動を前に改善点を確認するためのモニターツアーに参加しましたが、定置網漁業の面白さを知る貴重な体験となりました。

 また、随時、現地に行くことができなかった学生とも、ビデオ通話を繋いだり活動の写真や動画を共有したりすることにより熊野を感じる機会となりました。

 そして、3月22日には三重県熊野市活性化活動のお披露目会と解団式を開催し、IVUSA学生23名、事務局1名が参加しました。
 お披露目会では妄想旅行をもとにして作った魅力発見サイトをオンライン訪問活動でインタビューに答えていただいた熊野の方にお披露目し記事に対するフィードバックをいただきました。フィードバックは概ね好評で学生たちの想いが熊野の人に十分伝わったのではないかと思います。

 お披露目会の後は解団式を行い、今回の活動の振り返り・目的、達成要件を達成できたか確認をしました。本活動の目的は「熊野で感じた愛や想いを学生一人ひとりが形にし、人に運び届け、未来に繋ぐ」ことでした。学生たちがそれぞれの「推し愛」を見つけ、#くまのすてい大作戦で発信、ウェブサイトを作成したことで学生全員が目的を達成できたのではないかと思います。

 今回の活動ではオンラインと対面で2回訪問活動を行いました。オンラインだからできた企画、逆に対面だからできた企画を通して熊野の様子、課題を知ることができました。また、本活動を通して上級生から下級生へ熊野に対する「推し愛」、熊野への思いをつなげることができました。

 最後に、今回の活動でインタビューに答えてくださった方々、訪問活動中お世話になった熊野の方々に深く御礼申し上げます。(同志社大学2年 山田 健登、京都産業大学2年 伊東 樹里夏、京都産業大学2年 横矢 麻衣)