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「びわ湖の日」環境イベントに参加しました

 6月25日、26日に滋賀県大津市のブランチ大津京さんかく広場で、「びわ湖の日」環境イベントが開催されました。IVUSA学生8名が参加し、15分間のステージ企画では、環境保全活動の発表を行いました。

 このイベントは「びわ湖の日」環境イベントのキックオフとして開催されました。7月1日は「びわ湖の日」とされており、琵琶湖への思いをみんなで共有して、環境を守る取組を行う象徴的な日となっています。今回のイベントでは様々な企画を通し、ブランチ大津京を訪れた10~20代の若者をはじめとする幅広い年代の方に環境問題を自分ごととして考えてもらい、びわ湖や環境のために自分たちができることを楽しみながら見つけてもらうことを目的としておこなわれました。その中で私たちIVUSAは、滋賀県での活動として「オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)除去活動」と「びわ湖の研究者になろうツアー」について発表させていただきました。

 オオバナは特定外来生物に指定されている外来水草で、びわ湖南部は大繁殖していましたが、近年、琵琶湖北部や京都の鴨川、大阪府の淀川でも生育が確認され、これらのことから除去活動だけでなく啓発活動にも積極的に参加し、多くの人に琵琶湖の抱える問題を呼びかけていく必要があります。

 オオバナ除去活動の発表では、なぜオオバナを除去しなければならないのか、なぜ学生たちが約10年間もこの活動に取り組み続けているのか、今はどのような活動を行っているのか、などについて、できるだけ参加者の方々が楽しく知ることができるような発表を行いました。

 はじめに参加者の方々に「オオバナをご存じですか?」と問いかけたところ知らないという方が半分以上で、改めて認知度が低いことを感じました。そこでオオバナの特徴などが載ったパンフレットを配り、早期発見への協力を呼びかけました。

 オオバナの発表準備において、普段は地元の漁師さんや地域NPO、滋賀県職員の方々とお話させていただくことが多いため日頃少し専門的な言葉を使いますが、今回はオオバナについて何も知らない一般の方々に発表するということで、どうやったら楽しく発表を聞いてもらえるか、どうやったら分かりやすく伝えることができるのか、なども考えなければなりませんでした。今までこのような市民に向けた啓発活動に参加したことがなかったため最初は思うように準備が進みませんでしたが、IVUSAの先輩たちをはじめとするたくさんの方々にアドバイスをいただきながら発表内容や発表形式を模索し、なんとか完成させることができました。

 そして、「びわ湖の研究者になろうツアー」というイベントについて発表しました。MLGs達成にむけて今年3月にIVUSA、MLGs(マザーレイクゴールズ推進委員会)が主催した子ども向けイベントです。MLGsとは琵琶湖版のSDGsで、琵琶湖を切り口として2030年の持続可能社会へ向けて13のゴールが設定されています。
 私たち大学生が小学生とともにオリジナルろ過装置を作り、水をきれいにする大変さを学んだこと、答えのない実験に対して主体的に考えたことなど、滋賀の誇りともいえる子どもたちの姿を、写真をお見せしながら参加者の方々にお伝えしました。また、今新たに企画しているイベントについての告知も行いました。「きれいなみずとは?」をテーマにフィールドワークを行います。前回よりもさらにたくさんの子どもたちに参加していただけるようにホームページをチェックしていただくようお願いしました。

 IVUSAの発表以外にも〇×クイズや、お笑い芸人などのゲストの方々が会場を盛り上げ、展示ブースが設けられるなど、参加者と楽しく環境問題や琵琶湖のことを考えていて、たくさんの刺激をいただきました。今後の啓発活動に活かしていきます。

 このように、昔から守り続けられてきた琵琶湖に日々感謝し、琵琶湖の未来のために一人ひとりが環境問題に取り組む必要があります。今日をきっかけにより多くの方々と協力し、これからも琵琶湖を守り続けます。

 最後になりましたが、協力してくださった全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。(龍谷大学2年 竹山 夏未)