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長野県伊那谷環境保全活動5月メンマ隊

 5月3日、長野県飯田市にて、学生26人、OBOG2人で幼竹を収穫しメンマに加工する、通称「メンマ隊」が始まりました。
 この活動は、竹林整備の手間がかかりにくい幼竹の段階で伐採することで放置竹林問題の解決とともに持続可能な取り組みにしていくことを目的にしています 。

 今回初めて幼竹を収穫する学生もいるため、これまで参加経験のあるメンバーから説明を受け、作業に入りました。

 収穫した幼竹は皮を取り除き、幼竹をメンマ用の大きさにカットした後、大釜で1時間湯がきました。

 メンマ加工においても去年のメンマ隊の参加者が、初めての学生にも分かるように説明し協力しながら作業を進めました。

 2日目から本格的にメンマに加工する幼竹を収穫し始めました。
 午前中は複数の場所に分かれて幼竹を収穫しました。昨日も行ったので要領良く作業を進めることができました。

 収穫した幼竹は駄科区民センターに運び、地域の方に教わりながら、皮を剥いでいきました。
 メンマ加工は、包丁とメンマカッターという特殊な道具を使う危険な作業です。 学生たちは慎重に、安全第一をモットーに作業を進めました。

 この日は一日中ひたすらメンマ加工を進めました。同じ工程が続くため、学生たちの精神的にも辛い日でしたが、みんなで協力し互いを鼓舞しながら1日で合計294kgの幼竹をメンマにすることができました。想像以上の総量に私たちも、地域の方々も驚いていました。辛い作業だったものの、非常に充実感のある日となりました。

 活動3日目の午前中は、鈴岡城址公園にて幼竹の収穫と午後の交流会での竹網BBQで使用する竹の伐採を行いました。

 作業開始前、いなだに竹Links代表の曽根原宗夫さんから、「怪我なく安全に気をつけて作業を進めていってほしい」とご挨拶がありました。

 地域の方、高校生、愛知県知多半島を中心に自然と共生を目指す活動を行う日本エコロジスト支援協会の学生たちも加わり、交流を深めながら作業を進められました。

 午後からは午前中に収穫した幼竹のメンマ加工と夕方から行われる交流会の準備を行いました。

 16時半より交流会が始まり、駄科区長の木下さんから乾杯のご発声がありました。

 交流会では竹網BBQやたけのこ、メンマを使った料理を地域の方と一緒に美味しく頂きました。美味しい料理を囲みながら、地域の方々と和気あいあいとした雰囲気でお話し、地域の方々、学生同士の交流を深めました。

 交流会ではたくさんの学生が「地域の方とこんなに関われるのは嬉しい。また来たい」と話していました。

 4日目は活動最終日でした。
 午前中はこの4日間私たちが使用させていただいた宿舎とその周辺の清掃をおこない、4日間の感謝を伝えました。

 午後になると、最後に今回の活動で学んだこと、今後活かしたいことなどを全員で話し合い、活動を締めくくりました。

 その後全員で「そらさんぽ天竜峡」という天竜峡の絶景が展望できる大橋に行きました。
 4日間の疲れを存分にリフレッシュできる時間でした。

 最後にりんごの里という農産物直売所を訪れ、飯田の名産であるりんごやりんごを使ったジュースなどを記念に購入し、思い出を持ち帰りました。
 そこが全員で揃う最後の時間となり、4日間の別れを惜しみながらそれぞれの帰路に着き、本活動は終了しました。

 最後になりますが、本活動に協力してくださった皆様、誠にありがとうございました。(東洋大学3年 小林 美紅)