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2014年度第5回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 8月1日から4日にかけて97名の学生が、新潟県長岡市において活動を行ってきました。主な活動内容は、長岡まつりの花火観覧席設営のお手伝い、フェニックス花火の募金活動です。
 今回は中越地震から復興10年目という節目の年であることを踏まえ、”NEXT”というコンセプトを掲げて活動しました。長岡の未来を見つめ、またIVUSAとしての今後の役割について考え、奮闘した4日間となりました。

 8月1日早朝、関西・関東からの参加者が新宿を出発、正午に長岡市に到着し、長岡まつりに関する勉強会を行いました。勉強会では一般社団法人長岡青年会議所の方々に、長岡の復興の道のりや、復興祈願の象徴であるフェニックス花火の理念や歴史についてお話をしていただきました。一人ひとりが平和について真剣に考え、灯篭に平和への願いを書きこみました。
 その後、平潟神社にて長岡空襲で亡くなられた方々へ黙祷を捧げ、前夜祭では地元の方々と共に神輿を担がせていただきました。

 学生の元気と笑顔で前夜祭は大いに盛り上がりました。長岡市内を流れる柿川では69年前の空襲での犠牲者への追悼の意を込めて灯篭流しが行われ、学生たちはそれぞれの思いを灯篭に託しました。また、関東町の神輿を担がせていただいた学生は、地元の方々との会食を楽しみました。

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男子はふんどし、女子はさらしを巻き、神輿に参加しました

 活動2日目の午前中は、通年の活動で管理をしている畑にて収穫などの畑作業を行いました。また花火大会会場では、正午より、観覧席の整備・設営や観客の受付・誘導を行いました。花火大会終了後は、会場周辺や街頭にてフェニックス花火への協賛金の協力を呼びかけました。本当に沢山の方々からご協賛いただきました。

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花火観覧席の整備を行う様子。炎天下での作業となりました

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みんなで上げようフェニックス!をキャッチフレーズに募金活動を行いました

 3日目も、2日目に引き続き花火大会設営のお手伝いと、募金活動を行いました。

 最終日の午前中は、お世話になった皆楽荘の清掃を行い、午後はアオーレ長岡アリーナにて開催された「フェニックス大交流会」に参加し、募金の集計結果発表やじゃんけん大会などのコンテンツや、長岡青年会議所の方々や石巻市の学生との歓談を楽しみました。また、サプライズでフェニックス花火のテーマ曲であるJUPITERを歌う平原綾香さんご本人による歌の披露に会場は大変盛り上がりました。

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交流会終了後の集合写真。互いの健闘を讃え合いました

 今年度の花火大会当日の募金総額は、約372万円にのぼり、前年度の約340万円を上回り過去最高となりました。もちろん金額の大小ではありませんが、たくさんの方々にフェニックス花火をご協賛いただいたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 最後になりますが、長岡青年会議所、長岡まつり協議会フェニックス部会、とちお同住会、皆楽荘を始め、私たちの活動を支援してくださった沢山の方々のご協力の下、5次隊の活動を無事終えることが出来ました。沢山のご支援本当にありがとうございました。(共立女子大学2年 矢ヶ部 彩沙)

【プロジェクトリーダーより】
 今回の活動では、前夜祭にてお神輿や、灯籠流しに参加させていただき、花火大会当日の誘導やフェニックス花火の募金活動のお手伝いをさせていただきました。お神輿などで地元の方と一体感を感じ、お祭りを盛り上げただけでなく、長岡まつりの原点やフェニックス花火に込められた長岡の方の想いを感じながら活動することができました。

 活動を通し印象に残ったのは、募金活動やフェニックス花火の際に涙を流していた学生が多くいたことです。それは、募金の時に「ご苦労さま」や「ありがとう」という声をかけて下さった長岡の方々の温かさや、フェニックス花火に込められた復興の願いなどを学生自身が感じることができたからであり、また一人ひとりが主体的に関わろうとした結果であると思います。そのような多くの想いの詰まった長岡まつり、フェニックス花火の運営に携わらせていただけたこと、非常に嬉しく思います。

 そして、今回私たちを受け入れるにあたり、多くの協力をしてくださったフェニックス関係者の方々、募金などに協力してくださった方々、私たちの活動を支えていただいたすべての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。(立命館大学4年 安居 優利)