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琵琶湖河川ゼミナールに参加し表彰を頂きました

 9月5日、ウォーターステーション琵琶にて、国土交通省琵琶湖河川事務所様と本協会の学生合わせて計61名が集まり、3日後に控えた本協会主催のイベント「琵琶湖外来水生植物除去大作戦2017」での2団体の外来水性植物除去作業の合同実施とリーダー研修を目的として、「特定外来水生植物についての勉強会」及び「駆除実習」が行われました。

 午前中の勉強会では、「外来水生植物の実態及び適切な駆除方法について」というタイトルのもと、滋賀県立大学 (近江ウェットランド研究会代表)野間准教授より、主に琵琶湖に繁殖する、外来水生植物がもたらす在来生態系への影響についてや、「駆除の際に根や茎を残さない事の大切さ」などを教えて頂きました。

 中でも、「オオバナミズキンバイ」は日本国内で、琵琶湖を含む4箇所で生息が確認されている事や、ヨーロッパを中心に様々な国や地域にオオバナミズキンバイが拡散し、現地で問題となっている事などを知り、オオバナミズキンバイの問題の広がりを実感しました。

 勉強会の後、琵琶湖河川事務所長 水草浩一様より「河川の愛護・美化に努め瀬田川の良好な河川環境の創出に貢献した事」を受け本協会の学生代表である水口裕喜が表彰を受けました。

 午後からは実際に瀬田川に繁茂しているオオバナミズキンバイの駆除実習を午前に引き続き、野間准教授の指導のもと琵琶湖河川事務所様と共同で丁寧かつ安全な除去活動を行いました。

 また、途中の休憩時間でのミーティングでは、9月9日に実施する大規模な除去活動を想定し、「効率の良い除去方法の共有」や「歩道にまたがるブルーシートの泥を抑える工夫」など様々な意見を出し合いました。

 休憩の後は、拡散の原因でもある、ちぎれて水面や石の隙間に落ちてしまった茎や葉を丁寧に広い上げ、最後まで丁寧な駆除を行いました。

 結果1時間30分の除去活動で、駆除実習で予定されていたエリアを完全除去する事が出来ました。

↑before
↓after

 後片付けを終えた後、野間准教授からは、「大変丁寧な作業で素晴らしかった。今日学んだ事や、経験を9月9日の除去活動では、経験者として皆に伝えていって欲しい」と言葉を頂き、閉会しました。

 最後に、今回のゼミナールを用意して頂きました、国土交通省近畿地方整備局 琵琶湖河川事務所の方々、ご指導頂きました 滋賀県立大学 野間准教授をはじめとする皆様には、大変お世話になりました事を厚く御礼申し上げます。

 これからも、完全除去を目標に9月8日から10日の活動当日まで、準備を進めていきます。