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体験談

槙 大輔さん    DAISUKE MAKI
日本語教師の先生として、カンボジアでスタディツアーを行う。

参加プログラム日本語教師アシスタント
渡航期間2010年2月
渡航場所カンボジア王国プノンペン市



Q.参加のきっかけは?

 大学では国際地域学科に所属し、東南アジア諸国を中心に発展途上国が抱える様々な問題を勉強していました。大学で勉強をする中で興味をもった一つに、発展途上国の子どもたちが直面している教育問題がありました。そこでこのスタディツアーをとおして、カンボジアの教育の現状、日本語の役割を深く知りたいと思いました。また、観光だけではなく、直にその国の文化や価値観に触れ、人々と深い交流をしみたいと考えていたからです。渡航直前は、日本語教師の先生やカンボジアに詳しい教授の話を伺うなどし、またカンボジアの歴史についての本も読んだりしました。

Q.どのような仕事をしていましたか?

 日本語を教えることが仕事ですが、生徒たちの年齢層やレベルが多様なので、それらに対応した教え方が必要でした。一般的な教科書を用いるだけでなく、日本の文化紹介やカルタ遊びなど、日本語だけでなく「日本」という国を伝えるために、自分自身で準備してオリジナル授業もやりました。
 授業がない日にはカンボジア人の友達と一日中、プノンペン近郊をバイクで観光していました。また、生徒の中にはお坊さんもいたので寺に遊びに行き、伝統的な楽器の演奏の仕方などを教えてもらうなどしていました。

Q.1日のスケジュールは?

 朝6時からの授業に間に合うように、5時ころには起床します。6時からの授業が終わると、近くの住民が集う食堂にカンボジア人の先生と一緒に行き朝食をとり、その後、8時から授業を再開します。昼食は、バイクにのり少し離れた食堂にいって食べたりしました。午後は休憩時間もありますが、学校や仕事が終わってからのクラスがあるため、19時半近くまで授業をすることもありました。夕食は、生徒さんや先生たちと食べに出かけたり、ファストフードを買い、寮に持ち帰って食べたりしました。

Q.生活費を大まかに

 一日5ドル前後(朝;1ドル、昼夜;1~3ドル、水;0.25ドル)

Q.勉強になったこと、楽しかったことなど

 日に日に生徒たちの表情が明るくなり、自然と会話が増えていきました。授業以外でもご飯を一緒に食べたり、生徒さんやカンボジア人の先生、スタッフの方々とパーティーを行ったりと、楽しい日々でした!
 一方で、母国語を外国人に教えるという難しさを実感しました。普段は気にもしないことを生徒たちは質問してくるので、回答が大変でした。逆に、「日本」や「日本語」を見つめなおす機会となりました。

Q.辛かったことや嫌だったことがあれば

 カンボジアではローカルな食べ物に触れる機会が多く、その分現地の人々と同じような生活が送れたのですが、時々お腹を下しました。授業では、最初なかなか生徒たちの反応が良くなく、どうすれば伝わるのかと試行錯誤しながら、授業を作りました。

Q.これからスタディツアーをしようと思っている人へのメッセージ

 もし迷っているのなら、行くことをお勧めします。かけがえのない経験をこのスタディツアーで得られると思います。世界は広いです。日本とは大きく異なり、魅力たっぷりのカンボジアでぜひ、自分自身に挑戦してみてください。


お問い合わせE-mailcambodia@ivusa.com
TEL 03-6751-2683