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新潟県十日町市雪まつり活性化活動

 2月19日から22日までの3日間にかけて、第5回十日町雪まつり活性化活動を実施しました。IVUSA学生54名、事務局員1名の計55名での活動となりました。
 今年で5回目となる「十日町雪まつり活性化活動」は、近年の少子高齢化や郷土離れに伴うお祭りの担い手不足に悩む「十日町雪まつり」に、私たちIVUSAが地元の高校生や若者世代と協働でお手伝いとして参加させていただくことで、地域の若者が郷土愛を持つための起爆剤となることを目的に活動しました。

 1日目は、午前11時30分頃に十日町市に到着し、午後6時から開催される雪まつりに向けて、事前準備を行い、学生はゴミブースの設置や、雪像の創作、雪の滑り台の階段づくりなどに分かれて活動しました。

 夜には十日町青年会議所の方々との交流会がありました。それぞれが事前に考えてきた質問を青年会議所の方々にさせていただき、現地の人々が思う雪まつりや、これから目指すものについてお聞きすることのできる良い機会となりました。

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 雪まつり開催中は、事前に決められていたシフト表に従い、雪の滑り台や茶室、アンケートの回収、ゴミブースでのゴミの分別などのお手伝いをしました。IVUSAが企画したスノードーム作りのブースや、露店の焼きおにぎりと豚汁の販売も好評で、一時は列ができるほどの賑わいを見せていました。

 学生は、主にスノードーム作りや、アンケートの回収を通して、現地の方々とのコミュニケーションを楽しみながら活動に取り組んでいる様子でした。

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 活動に参加した学生一人ひとりが、地元の多くの方々と関わり、協働で活動させていただいた中で、現地の方々の生の声を聞くことができました。学生からは、「実際の現地の人からのお話しを通して、十日町に住む人々が思い描く雪まつり、そして、十日町とはどのようなものなのかを知ることができた。その上で、自分に何ができるのかを考える良い機会になった」との声がありました。

 今回の活動のコンセプトである「think→share→action」にあるように、この活動を通してそれぞれが感じたことをここで完結させてしまうのではなく、より多くの人と共有し、次にどのように行動していくのかが大切になります。このことを忘れずに、来年の活動に活かしていきたいと思います。(立命館大学2年 大場 夢奈)

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【プロジェクトマネージャーより】
 この活動は今年度で5回目を数えるまでになりました。年度を重ねるごとに私たちIVUSAと公益社団法人十日町青年会議所(以下:十日町JC)の方々との関係性は深まり、今年度は企画提案をさせていただき実際に実現させることもできました。

 しかし、私たちの目指すビジョンである地域の若者の巻き込みという部分に関しては、まだまだ多くの課題を残している状態にあります。
 今後も私たちが十日町の若者世代へ、郷土愛を持っていただくための起爆剤になるよう活動を行っていきたいと思います。
 最後になりますが、この活動でご支援、ご協力を賜った皆さま、本当にありがとうございました。(国士舘大学4年 山城 悠大)