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2016年度第5回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 8月26日から29日までの活動に128名の学生が参加しました。
 2004年に発生した中越地震により、栃尾市(現長岡市栃尾地域)は「見捨てられた被災地」と呼ばれました。IVUSAでは仮設住宅での除雪ボランティアを実施し、住民との絆を礎に栃尾地域での地域活性化活動を行ってきました。今回の活動では、新たなつながりを生むことを目的として活動に取り組みました。

 活動1日目は午後1時に宿に到着し、IVUSA理事の桑原望・長岡市議会議員から栃尾の歴史や地域活性化について話がありました。その後のよさこいソーランでは、初めてメンバー全員で練習し、互いに切磋琢磨できる良い雰囲気を作ることができました。

 夕食を挟み、活動でお世話になっているとちお同住会の方々や地元の高校生と交流会を行いました。夜から原町、新町という地域にお邪魔させていただきました。神輿を担ぐ練習や、「樽神輿綱引き選手権」という、酒樽が乗った2つの神輿が縄で繋がれ、それを引っ張り合うという競技の練習をしました。

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 活動2日目からは、とちお祭りに参加しました。 朝のミーティングの中で、サブリーダーの宍貝奏(龍谷大学4年)からは「地域活性化には様々な答えがあり、他の答えも考えることが重要である」という言葉がありました。
 自分に何ができるのか、何をしたいのかを改めて考え、リーダーたちの想い、行ってきたこと、隊員にしてほしいことを改めて考える機会となりました。

 午後6時をまわり、大民謡流しが始まりました。 教えていただいた伝統の栃尾甚句を、地元の方と一緒に踊り歩きました。悪天候の中での活動になりましたが、多くの学生からあっという間に時間が過ぎたという声を耳にしました。
 その後の神輿渡御では、学生は5つの地域に混ぜていただき神輿を担ぎました。たくさんの神輿が集まり、会場は大いに盛り上がりました。
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 活動3日目の午前中は「全日本樽みこし綱引き選手権」に参加しました。樽みこし綱引きとは、酒樽が乗った2つの神輿が縄でつながれ、それぞれを引き合う全国でも珍しい競技です。IVUSAからは計10チームが参加しました。

 正午を過ぎた後よさこいソーランを三ヶ所に分かれて踊りました。今年のよさこいは今までとは違い、音源も振り付けも一から自分たちで作り上げたものでした。
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 活動4日目は、お世話になった皆楽荘に感謝の気持ちを込めて掃除をしました。正午からは栃尾での最後の時間として、4日間に渡る活動をふり返る、最後の班ミーティングがありました。今回とちお祭に参加し、今後自分たちに何ができるかを考え、共有しました。この4日間をふり返るとともに自分自身を見つめ直すことができました。(立命館大学2年 長岡 勇希)
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【プロジェクトマネージャーより】
 今回の活動では樽神輿の練習をさせて頂きました。アドバイスをもらったりお神輿を担がせていただいたりと自分たちだけでは成り立たないものが多く、栃尾の方々とIVUSAとの絆を強く感じることができました。
 さらに、今年は露店や樽神輿の動画、オリジナルよさこいなど初めて取り組むことが多い活動となりました。来年度以降の活動で、より効果的に課題を解決するためのきっかけ作りをすることができました。(同志社大学3年 西岡 疾風)