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琵琶湖博物館で環境学習ワークショップを開催しました

 3月19日に滋賀県立琵琶湖博物館にて環境学習ワークショップ「遊んで学ぼう!?オオバナミズキンバイってなに??」を開催しました。

 オオバナミズキンバイは、2009年に滋賀県守山市の赤野井湾で初めて確認された特定外来水生植物で、生育面積が6年間で約2,000倍の27万㎡にも拡大する非常に強い繁殖力を持っています。大繁殖により、水質の悪化や琵琶湖特有の生態系への悪影響、漁業への影響が出ていると言われています。

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 今回の活動は、オオバナミズキンバイについて幅広い世代の人に知ってもらうために琵琶湖博物館の一角をお借りし、IVUSA学生6人で実施しました。

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 ワークショップではオオバナミズキンバイ のポスター展示やオオバナミズキンバイのゆるキャラ”バナキンくん”がテーマのスマートボールやコイン落としを行いました。博物館には終日多くの親子連れが訪れるということから、子どもも大人も楽しむことができるように、バナキンくんをきっかけとして、オオバナミズキンバイを知ってもらう場作りをしました。ワークショップには多くの親子連れが訪れ、ゲームの周りには終始列が途切れませんでした。

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 ゲームをしてもらいながら琵琶湖の現状とオオバナミズキンバイについてなどを話すと、 「勉強になった」「黄色い花で一見綺麗なのによくないのですね」という声を多く聞くことができました。
 訪れた人の中には、京都や大阪などの県外から来た人もおり、県外の人にも琵琶湖で繁殖しているオオバナミズキンバイについて話すことができました。

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 一方で「オオバナミズキンバイを知っている」「以前テレビでオオバナミズキンバイ除去活動を見かけた」と言ってくださる方もおり、オオバナミズキンバイの認知度の向上を実感しました。

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 午後には、昨年の夏の除去活動にも参加してくださった伊吹達郎草津市議会議員 がワークショップに足を運んで下さり、一緒になって子どもたちにゲームの仕方を教えてくださりました。
 
 琵琶湖博物館でのワークショップの実施は今回が初めてでしたが、約600人もの方が参加してくださり、オオバナミズキンバイをより多くの人に知っていただくきっかけとなりました。

 最後になりましたが、このワークショップは滋賀県立琵琶湖博物館の方々の協力があって実施することができました。また、淡海の川づくりフォーラム実行委員会の協力により、博物館内にポスター展示を置かせていただいております。深く感謝申し上げます。そして今後ともよろしくお願い致します。(立命館大学2年 若林 未希)

 尚、この活動は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」の助成を受けて実施していました。