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新潟県長岡市「長岡まつり」活性化活動

 8月1日から4日の4日間、 学生137名が「長岡まつり」の設営や運営のボランティアとして参加させていただきました。
「長岡まつり」とは、第二次世界大戦期に長岡空襲で亡くなられた方々へ慰霊の念や復興に尽力した先人たちへの感謝、恒久平和への願いを込めて開催される祭りです。

 今回の活動は、長岡市の学生や地元の方との交流を通じ、学生ならではの視点から将来、長岡まつりにこめられた平和と復興への想い を伝えていくことを目的に実施しました。

 活動初日は、長岡空襲を通した平和についての学習や長岡まつり大花火大会の運営に関しての講習などを受けました。その後、長岡空襲で亡くなった方へ向けて黙祷や灯篭流しを通して、当時の被災者の方々へ思いを馳せました。
 また、長岡まつりの前夜祭として慰霊の意味を込めた神輿を現地の方々と担ぐことで、長岡の方との交流を深めることができました。

 活動2日目、3日目には、花火大会が開催され、空爆で亡くなられた方々への慰霊と平和への祈りを込めた「白菊」や新潟県中越地震からの復興祈願のための「フェニックス」など多くの花火が打ち上げられました。

 そしてこの2日間、長岡市、栃尾地区の特産品をつかった商品の露店販売や花火観覧席での受付、誘導のお手伝い、長岡市内の高校が集まって行われた文化祭への参加などをしました。

 フェニックス花火終了後には来年のフェニックス花火のための協賛金を募りました。

 最終日となる4日目には、お世話になった宿舎の清掃、地元の方々との大交流会を行いました。

 大交流会では、長岡市の磯田達伸市長より、「長岡の花火は素晴らしい。毎年あげ続けていられるのは長岡の誇りであり宝である。IVUSAが毎年長岡花火を盛り上げてくれることに感謝している」という言葉を頂き、学生たちは今回の活動に対しての責任と誇りを感じることができました。

 そして、交流会の最後にはフェニックス募金の協賛額が発表され2,546,128円という多くの協賛金を集めることができました。

 この活動を通して得た平和と復興への想いは学生だけでなく、花火を観た多くの方に届いたと思います。 (立命館大学2年 石川 隆幸)

【プロジェクトマネージャーより】
 今回の活動では、隊員一人ひとりがどのようなアクションが長岡市に貢献することになるのかを考えて活動をすることを目標に行いました。
 長岡市の活性化や平和について考えたことを来年の活動にも繋げてほしいです。

 最後になりましたが、今回の活動でご協力いただきました、皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。(東京家政大学3年 小久保 碧)