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第2回京都日本海清掃活動

 京都府北部の日本海側に位置する京丹後市には、山陰ジオパークにも指定される美しい砂浜がありますが、海から断続的にごみが流れつく「海ごみ」の問題を抱えています。

 今回、私たちは11月25日から26日の2日間にわたり、地域で環境保護などに取り組む丹探学会や市役所の方の協力の下、京都府京丹後市浜詰海岸にて清掃活動を実施しました。

 今回の活動に、IVUSA学生21名と事務局員2名の計23名が参加しました。

 活動1日目の朝、本活動の開会式が久美浜ぎょそんセンターにて執り行われました。京丹後市議会議員の和田正幸議員から、「浜詰は海水浴場でないため清掃も手付かずの状態なので、清掃活動をきっかけにきれいな海を取り戻したい」とお言葉を頂きました。

 海岸には流木がたくさん流れ着いており、その中にペットボトルや細かい発泡スチロールなどのプラスチックごみも数多くありました。また、韓国や中国などの近隣国から流れ着いたごみも見受けられました。

 学生は二手に分かれ、一方は地域の方約15名と交流をしながら作業し、もう一方はより多く流木が流れ着いたエリアの清掃活動を集中的に行いました。初めて参加する学生はごみの多さにとても驚いていました。
 また、地域の方は、「ごみを取ってもすぐに新たなごみが打ち上げられてしまう」と仰っていました。

 活動1日目の清掃活動ではフレキシブルコンテナバック約30.5袋分(約30トン)以上のごみを回収しました。

 1日目の作業を終えた後、地元の方々11名とIVUSA学生で交流会を実施しました。地元の方々から京丹後市の特産品である蟹、梨、お米やお酒等を頂き、地域ならではの料理を食べながら、交流を深めました。交流会を通して、地元の方々とIVUSA学生が楽しく話している様子が伺えました。

 活動2日目も引き続き海岸での清掃活動を実施しました。活動に入る前に、 和田正幸議員から、「京丹後市の砂浜の景観を取り戻すため、学生の皆さんと一緒に取り組んでいきたい」とお話を頂き、学生一同、限られた時間の中で少しでも多くのごみと取ろうと意気込みました。

 活動場所に到着後、丹探学会会員の有田光享さんから、「できるところまでしっかり丁寧に本日もよろしくお願いします」とお話を頂きました。その後、学生は準備体操を行い、円陣を組んでモチベーションを上げて活動に挑みました。

 海岸にたくさん流れ着いた流木の除去を集中的に行いました。学生は地域の方約10名と交流をしながら清掃活動をしました。昨晩、地域の方との交流会があったこともあり、本日の作業はより話を深めながら作業をすることができました。

 活動2日目は12時まで作業を行いました。2日間の清掃活動でフレキシブルコンテナバック約65袋分(約32トン)のごみと流木を回収しました。1日目に見た海岸はごみもたくさん落ちている印象でしたが活動後、海岸はとても綺麗になり達成感感じることができました。

 最後に活動の閉会式を行いました。最初に、有田光亨 さんから、「活動時に天候に恵まれて良かった。京丹後市のために清掃活動をしてくださりありがとうございました」とお言葉を頂きました。

 そして、本活動リーダーの谷澤果穂(関西大学 4年)から、「地域の方との協力があって今回の活動を実施することができました。ありがとうございました」と挨拶がありました。最後に集合写真を撮影し、今回の活動は終了しました。

 学生は今回の活動で残せた成果や京丹後市との繋がりについて考えている様子でした。

 最後になりましたが、本活動に関わってくださった全てのみなさまのご協力があって、無事に活動を実施することができました。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。(関西大学3年 村上 太紀)