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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 4月15日(金)から4月18日(月)までの4日間、熊本県天草市牛深で今年40回目を迎える「牛深ハイヤ祭り」に参加しました。
「天草から南風(ハイヤ)に乗せて 頑張れ東北!がんばろう日本!」
そんな垂れ幕がステージの屋根にかかっていました。今回のお祭りのテーマです。
天草市は「日本の宝島“天草”の創造」という理念で天草の活性化を行っています。毎年IVUSAでは夏に海岸の流木撤去および清掃活動を行い、行政や地元の方との交流を年々深めています。昨年の第4次天草清掃活動では地元の方に「ぜひハイヤ祭りに来て欲しい」と言っていただきました。
昨年の活動でもお世話になった牛深での最大のイベントであるハイヤ祭りに、暑い夏に活動を支援してくださった地元の方への感謝の気持ちと、お祭りを盛り上げたいという熱い思いでIVUSAから関西の21名の学生が参加しました。
お祭りの準備をお手伝いしているところ。
お祭りの準備をお手伝いし、実際にお祭りに参加させていただきました。
ハイヤ踊りは阿波踊り(徳島県)のルーツになっているといわれており、地元のハイヤ保存会の方々を中心に多くの方に親しまれています。このハイヤ祭りは年に1回の天草最大のお祭りです。今年は約40団体、1,800人の参加者と約2万人の見物客が訪れました。
ハイヤ踊りの講習を受け、初心者ながらもハイヤ祭りのメインイベントである2時間にわたる総踊りに参加しました。道を練り歩き踊りながらも全力で若さをふりまき、沿道の方々からも温かい声援をいただきました。
ハイヤ総踊りに参加しているところ。
また2日に渡りステージに立たせていただき、よさこいソーランの踊りを披露し、同時に東北大地震の災害救援活動の話もさせていただきました。
私たちの夏の天草での活動の話のとき、東北大震災の話のとき、牛深の方、特におじいさんおばあさんが深く何度も頷いているのが印象的でした。
ステージでよさこいを踊っているところ。
1日目の夜には天草市牛深支所産業振興課の田川 誠也さんのお宅で交流会が開かれ、10名程の支所の方にお越しいただきました。「若者の視点でハイヤ祭りに足りないものは何か」と尋ねられ、小さな意見交換会になりました。IVUSAからは「若者が来やすいようにバンドなどを呼んでみてはどうか」といった意見が出ました。
また、IVUSAとしては、各学生が現地の方々と名刺の交換をして今後天草での活動において事前にコンタクトをとり活動をより濃いものにしようと考え、参加者に対して「友だち100人できるかな」企画を行いました。
お祭りに参加されている方と積極的に交流し、連絡先を交換するなどして夏の清掃活動の幅を広げるキッカケにしました。また熊本大学の学生や支所の方々、地元の方々とも交流し、IVUSAが夏に行っている天草清掃活動について知ってもらうことができました。
地元の子どもたちと交流しているところ。
帰る際にはたくさんお土産を持たせていただき、多くの地元の方に見送られて牛深を後にしました。今回限りの活動の予定で行いましたが、たくさんの方から「来年もぜひ来てね」という声をいただいたので、次に繋げていきたいと思いました。(立命館大学2年 徳田 祐香里、井尻 千尋)
【参加者の声】
今回ハイヤ祭りに参加させていただいて、これまでの夏の天草清掃活動の4次隊までに築き上げてきた先輩方と牛深の方々とのつながりをすごく感じることができました。IVUSAのことを知ってくれている方々もいらっしゃったし、何より牛深市所の方々が僕らを久しぶりに帰ってきた家族のように接して下さったことが印象に残っています。
IVUSAが今後牛深と関わっていく上で対内広報だけでなく対外広報をより一層充実させて牛深の方々、天草の方々、熊本の方々、九州の方々に知っていただき、住民参加のプロジェクトにできたらいいなと思いました。あと、印象に残っているのは、「ウニ」です。おいしかった♪ただただおいしかった。牛深最高でした!!(立命館大学2年 近藤 雅大)