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2011年度第11回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 11月11日(金)から13日(日)までの活動には31名の学生が参加しました。
 今回は、通常の畑・古民家修復作業に加え、7月に行なった「子ども企画」の続きとして、前回と同じ児童養護施設の子どもたちを古民家に招いて活動を行いました。

 現在、児童養護施設の職員は絶対的に数が不足しており、外泊体験なども難しい状況にあります。そのなかで学生にできることとして、子どもたちの古民家での宿泊企画を通じて、将来の子どもたちの支えとなるような思い出や他者からの肯定経験を得てもらおうという趣旨の活動です。
 
 年間を通じた活動の拠点となる古民家を中心に、豊かな自然や開放感のある空間を活かし、子どもたちとともに様々な遊びを創造していきました。
 12日の夕方に子どもたちを迎え、自己紹介をし、レクリエーションや食事を通じてお互いの関係を作っていき、夜にはナイトハイキングを行いました。都会にはない「本当の暗闇」を怖がりながらもその神秘に、学生ともども目を輝かせていました。


ナイトハイキングの様子。
 13日はあいにくの雨となりました。しかし、子どもたちは元気いっぱいにたっぷりと朝食を食べ、室内とはいえど広い古民家の中で、エネルギーを爆発させていました。
 そして、周りに家宅のない古民家だからこそできる室内ドラムサークルを行いました。子どもたちの普段は見られない主体性や主張が音楽を通じて発揮されていました。

ドラムサークルの様子。
 
 また、同住会の方々による「焼き芋体験」、「昔ながらのおもちゃ作り」(竹トンボ、コマ)、お絵かき・折り紙、ハンカチ落としなど様々なコーナーを用意し、自由で密な時間を過ごしました。

焼き芋体験の様子。


昔ながらのおもちゃ作りの様子。
 そして、昼食を食べた後は、「おわりの会」を行い、その中で6年生の「古民家卒業式」を行いました。(古民家宿泊の対象が小学生のため)

卒業式の様子。
 最後の最後まで笑顔で遊び続け、名残を惜しみながら子どもたちを送りました。

 子どもたちと接する機会のない裏方の学生も含め、子どもたちにとって最高の思い出となるような時間を作れたと思います。その結果、子どもたちの未来にはもちろん、学生たちの未来にとっても十分に有意義な活動になったと思います。
(日本大学3年 益子 将太郎)