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CMTインストラクター講習

 6月24日(木)から27日(日)の4日間でCMT(危機対応講習)のインストラクター講習を行いました。これは、3年生以上でCMT初級、中級受講済みの学生を対象に行いました。

 IVUSAの会員はCMTの受講を必須としています。CMTで教えるのは搬送法や包帯法、心肺蘇生法などといった、技術だけではありません。私たちが何よりも伝えたいのは、目の前に倒れている人がいた時、一言でも「大丈夫ですか?」と声をかける「勇気」です。目の前に困っている人がいた時、手を差し伸べる気持ちと自信を1日の講習で持ってもらいたいと考えています。

 IVUSAの会員全員がCMTを受けてもらうためには、更には、IVUSAの会員だけでなく、もっと多くの人がCMTを受けてもらい、この「勇気」を持ってもらうためには、多くの「インストラクター(伝える人間)」が必要です。

 インストラクターを養成する今回の講習では、細かい技術の向上や正しい教え方を学び、なぜCMTを行うのか、一人ひとりが自分の言葉で伝えられるようになるようなトレーニングを行いました。


包帯法の練習をする受講生。

 最終日には、実際に講習を行っている宿舎で災害が起きたことを想定し、傷つき助けを求めている仲間たちを救助する想定訓練を、涙を流しながら行いました。仲間を助ける、という想定訓練は仲間の大切さ、命の大切さを各々が改めて実感しました。


緊迫した想定訓練の様子。

 そしてこれから、晴れてCMTインストラクターとなった学生たち20名(アシスタントは15名)がこの4日間で感じた想いをより多くの人にCMTを通して伝えていきます。(清泉女子大学3年 袖田 友里)