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三重県熊野市地域活性化活動

 2月21日から2月24日までの4日間、三重県熊野市地域活性化活動 2019を実施し、学生88名、事務局員2名の計89名が参加しました。

 最初の2日間は、学生がより熊野への理解や親しみを深め、地域の「やりたい」を膨らませるために、熊野市内5地区に分かれて活動しました。2日間を通して、地域や行政からお話を伺う中で、地域の魅力や課題を発見し、「やりたい」を膨らませるヒントを得ていきました。

 丸山地区では、丸山千枚田保存会との協働で、遠くにいても丸山千枚田を想うことができるLINEスタンプを考えるチームと、一人暮らしの方へ農林漁家民泊を提案するチームに分かれました。
 スタンプチームでは、丸山地区の集落にお邪魔させていただき、事前課題として作成していたLINEスタンプの案の中から印象に残るものを選んでいただきました。

 民泊を提案するチームでは、丸山地区内の一人暮らしの方を訪問し、丸山千枚田を保持していくためには農林漁家民泊が必要であるということをプレゼンテーションしました。活動の中で、丸山の魅力の発見や「やりたい」ことの発見をしていきました。

 神川地区では、神川でしか採掘ができない貴重な那智黒石を使って新たな商品を考えるチームと星空が綺麗である神川地区をキャンプという形で活用する企画を考えるチームに分かれました。
 那智黒石チームでは那智黒石の採石から加工まで行っている徳村屋さんと仮谷梅管堂さんにお邪魔して、那智黒石の見分け方や加工方法を見させていただきました。
 その後、学生一人ひとりが商品企画書を作成し、神川地区の人と意見交換をしました。

 星空キャンプチームでは、まちづくり協議会の畑中会長からキャンプを実施できる場所や神川地区で行われるイベントの話を伺いました。その後、星空キャンプを軸に企画書を作成し、地域の方からフィードバックをいただき、企画の実現に繋げた活動となりました。

 他にも、須野、飛鳥、木本地区へ訪問し、交流会や工場見学を通して地域の理解を深め、「やりたい」を引き出していきました。

 活動3日目は、熊野市商工会議所で「地域の今を知り、未来を考えるカンファレンス」をIVUSAと熊野市観光協会との共催で開催しました。
 このカンファレンスは二部構成で、一部では熊野市と当協会との関係や2月21日、22日の2日間5地区に分かれて行った活動を報告しました。学生たちが実際に地域へ行き、感じたことやどんな取り組みをしてきたのかをこの報告会を通して共有する機会となりました。

 二部では初めに、CRC合同会社地域再生診療所の井上弘司所長から基調講演をしていただきました。「人材は取りに行くもの。待っていてはいけなない」と地域活性化をする上での心意気や地域市民で協力して運営をしていくことの重要性についてお話いただき、次のグループワークで一人ひとりが考える上での指針となりました。

 その後のワークショップでは、熊野市民と学生とがペアとなり、熊野市の魅力を書き出し、膨らませ、その中で毎年約18万人もの観光客が訪れる熊野大花火大会という機会を活かし、熊野市全域を活性化できるような企画を作成しました。

 最後に企画書をペア同士で共有し合い、熊野市民と学生との異なった視点から熊野の未来について提案し合うことができました。

 学生たちの本気で熊野に向き合い、地域の方々の「やりたい」を引き出し、実現への一歩を踏み出したいという想いで今回のカンファレンスに至りました。これらが熊野の人同士の繋がりへと広がっていくよう、提案で終わらせるのではなく、熊野市の更なる活性化に向けての実現を考えていきます。

 そして活動最終日は、七里御浜に集まりエンディングを迎えました。活動のリーダーである千代智也(立命館大学3年)から、「今回で4年生は最後の活動となります。この活動への熱意を受け継ぎ、次に繋げます。あとは任せてください」と挨拶がありました。今までの先輩方が築き上げてきたものを胸に刻み、次の活動に臨みます。

 最後になりましたが、この活動にご協力いただいたすべての方々へ、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。(同志社女子大学1年 浅井 一佳)