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新潟県関川村大したもん蛇まつり活性化活動2019

 8月23日から26日までの4日間、学生168人と事務局1人で、新潟県岩船郡関川村にて、関川村大したもん蛇まつり活性化活動2019の活動を実施しました。
 今回は「未来を魅せ、ともに進んで行く」という目的のもと活動しました。今年で関川村とIVUSAの関係が、16年目となるということもあり、ギネス記録に載っている82.8mの大蛇を担ぎ、関川村内を練り歩く「大したもん蛇まつり」の運営補助の他に、新しい企画を持ち込みました。
 それは「未来サミット」で、村の方に対して祭りがもっと盛り上がるワクワクするような提案をするものです。

 23日に関川村に到着後、村役場に向かい到着セレモニーが開催されました。そこでは、学生から「ただいま帰ってまいりました」、加藤弘関川村村長から「お帰りなさい」との掛け合いがあり、活動がスタートしました。

 活動初日と2日目は、孫の手ボランティアをしました。これは、自分の手の届かない箇所を掻く際に使用する器具のように、少子高齢化が進み日常生活で出来なくなった作業を村の方の代わりにするというものです。草むしりや高い位置の窓拭き、「茶の間の会」と呼ばれる集落ごとに開かれるイベントに参加させてもらうなどをしました。
 茶の間の会では関川村で取れた米や野菜で作った料理を頂き、それを食べる学生を見て「学生が美味しそうに食べてくれるから、毎年畑仕事頑張れる」と言っていただきました。

 1日目の夜には、未来サミットを開催しました。村の方は私たちの提案を真剣に聞いてくださり、私たちの気付くことの出来なかった関川村に住んでいるからこそ分かる意見をぶつけていただきました。関川村への理解を深めるとともに、提案を改善することができました。

 2日目の夜には、関川村で花火大会が開催されました。そこでは、学生が少しずつお金を出し合い、IVUSAの花火を打ち上げてもらいました。これまでの関川村との繋がりもあり、一番目に打ち上げてもらえました。学生全員でその花火を見て、次の日の祭りに向けての気持ちを高めるとともに、関川村の村の方の優しさに胸がいっぱいになりました。

 3日目となり、大したもん蛇まつり当日になりました。IVUSAの学生も大蛇を担がせてもらえることになりました。「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに村の方と力を合わせて担ぎました。ゴール後には学生と村の方関係なく、祭りの成功を一緒になって喜びました。
 また、このお祭りの裏側でIVUSA企画のフェイスペイントと、流しスーパーボール掬いを実施しました。大したもん蛇まつりには、親子連れも多く参加するので、たくさんの人に楽しんでもらうことができました。

 その夜には、大交流会を開催しました。今回は130人以上の人に参加していただき、一緒に祭りの成功を祝いながら、関川村の歴史や良さについてたくさんの話を聞くことができました。学生と村の方が笑い合っている姿が非常に印象的でした。

 最終日には、宿舎としてお借りした旧安角小学校と村民会館の清掃をして、関川村役場で出発セレモニーが開催されました。「行ってきます」「行ってらっしゃい」と宮島克己副村長をはじめとする役場の方々やお世話になった村の方に挨拶をし、笑顔で見送られました。学生は関川村の地を惜しみつつも胸を張り、活動が終了しました。

 最後に関川村役場の方々や、関川村の方々などのたくさんの人のご協力があり、今回の活動を実施することができました。この活動に関わってくださった全ての方に厚く御礼を申し上げます。(高崎経済大学4年 大塚 駿)