NPO法人国際ボランティア学生協会公式ウェブサイト

会員の方はこちらから

>ID/パスワードを忘れた方はこちらから



千葉県印旛沼クリーン大作戦

 8月8日から8月10日にかけて、千葉県印西市神崎川にて印旛沼クリーン大作戦が行われました。IVUSA学生93名、事務局1名、関係者をはじめとする地元学生、民間団体の方々113名が参加し、特定外来植物ナガエツルノゲイトウを駆除しました。

 活動場所である印旛沼は、観賞用に持ち込まれたナガエツルノゲイトウが大幅に繁茂し、それにより生態系への悪影響を及ぼす恐れがあると言われています。
 また、この植物が繁茂することにより、揚排水機場等でスクリーンや防塵機を詰まらせ、機能低下や故障の原因にもなり、その結果洪水を引き起こすといったリスクがあります。
 昔は近隣住民にとって身近な沼であった印旛沼でしたが、今では日本一汚い沼とされています。「そんな印旛沼をきれいにしたい」という千葉県に住む学生の想いから、この活動は始まりました。
 今回は、「地元の方々にとって身近な沼にする」という根底の思いを持ち、「大和田排水機場の治水リスクの軽減に貢献すると共に、活動を通じ多くの地元の方々に興味を持ってもらう」ということを目的に活動しました。

 活動初日は、佐山第二橋から佐山橋間で活動を行いました。武西集合所にて開会式が行われ、関係者の皆様からのお話の後、活動のコンセプトである「安心、関心、前進!!」の掛け声と共に活動がスタートしました。

 最初は初めての作業に慣れない様子の学生が多く見受けられましたが、全員で声をかけ合い教えあいながら活動を勧めました。結果、初日だけで約3トンのナガエツルノゲイトウを回収しました。

 作業後には班でのミーティングを行い翌日より良く活動を行うためにはどうすれば良いのか話し合いました。「川に入るのが楽しかった!」との声も多く聞こえました。

 活動2日目は、神崎川の佐山橋から神崎橋間で活動を行いました。朝礼では、印旛沼流域水循環健全化会議生態系WG座長で東邦大学教授である長谷川雅美教授から、「ナガエツルノゲイトウ駆除を単なる駆除活動ではなく、印旛沼や地域の保全活動としてやってほしい」と挨拶がありました。
 この日は朝から地元の方々も活動に参加し、IVUSAの学生と交流を深めながら作業を進めていきました。

 作業終了後にはボンゴヴィラという会場でバーベキューを行いました。地元の方からスイカやイノシシ肉、トウモロコシなどの差し入れをいただき、おいしいお肉や野菜を一緒に焼きながら、食べながら地元の方々との交流を楽しみました。

 活動最終日は、神崎橋と名無橋で活動しました。この日の朝礼には活動を最初に開始したIVUSAのOGである中山紗瑛さんから、「泣いても笑っても今日が最後です。最後の力を振り絞って頑張りましょう」という応援の言葉をいただきました。

 この日の作業では、前日より暑いこともあり、休憩をこまめに取りつつ、班の人たちや地元の方々で交流をしながら、作業を進めていきました。3日間の多くの交流を通じて、IVUSA学生と地元の方々とが一つになり、声を掛け合いながら、協力して作業していきました。

 作業終了後には、地元の方々と意見交換会を行いました。意見交換会の中では今回の活動の良かった点、悪かった点をふり返り、関係者の方々のお話を聴いた後に、これからの活動で何ができるのかについて考えました。

 3日間の活動を通して合計9.05トンのナガエツルノゲイトウを駆除することができました。最終日の意見交換会で地元の方々から印旛沼の課題はナガエツルノゲイトウだけではないという言葉がありました。

 最後になりましたが、この活動では多くの行政や団体、企業、地域住民の皆様に多大なご協力をいただきました。深く感謝申し上げます。私たちは印旛沼を地元の方々にとって身近な沼にするために活動し、これからも地元の方々と共に印旛沼について考え続けていきます。(東洋大学2年 西村 知恵)