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第6次中国黄土高原緑化プロジェクト

活動期間:2009年3月4日(水)~14日(土)
活動場所:中国陜西省渭南市潼関県
参加人数:83名(18大学)
共催団体:中国青年国際人材交流中心・渭南市青年連合会・共産党青年団潼関県委員会
協力団体:日中緑化交流基金・独立行政法人国際交流基金
協力協賛:4社
独立行政法人国際交流基金 助成認定事業

 今回の活動で、陜西省渭南市潼関県秦東地区での活動は最後となります。現場への道中、地元政府関係者、小学生、大学生等総勢約2,000名に迎えられ、盛大な式典が催されました。集結した人の多さに驚くとともに、6年間の活動の歴史を感じました。



 最後の植林活動では約600本のコノテガシワを植樹しました。黄土高原の高台から見渡す作業現場は、初日と6日目とでは見違えるほど緑が増えていました。
 黄河を見下ろしながら視点を変えると、目に入ったのは3次隊と4次隊が植林した緑でした。また今回、1・2・5次隊で植樹した木を視察する機会もありましたが、6年前に植えた1次隊の山椒は1m60cmほどまでに育っており、11日間の最後にはこの山椒の実をもらって帰ってくることができました。



 広大な黄土高原に立つと、自然環境の厳しさを痛切に感じると共に、IVUSAが実施してきた活動一つひとつの点が一本の「糸」で紡がれている気持ちになりました。この一本一本の糸が重なって生まれた布が、いつか日本と中国の歴史的な傷を癒し、友好をあたためてほしいと心より願いたいです。