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「第12回いい川・いい川づくりワークショップin滋賀・京都」に参加しました

 10月5日から6日の2日間にかけて滋賀県大津市にて「第12回いい川、いい川づくりワークショップin滋賀、京都」が開催され、日本全国から36団体が参加し、約300人が集まり、IVUSAからも学生8人が参加しました。各団体が各地域で活躍している川の生態系保全や、ゴミ問題に対する取り組みの発表があり、IVUSAからは琵琶湖で大量繁殖しているオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動についての展示と発表を行いました。 

 このワークショップは、「これこそ“いい川”・“いい川づくり”」という事例や取り組み、思いを持ち寄り、その目的、取り組みを発表、議論することにより、少しでも“いい川・いい川づくり”のビジョン、イメージの共有につながれば、やがては日本中に個性豊かな愛着の持てる川や水辺が出現するとの思いから始まり、今回で22回の開催となっています。

 その後、各参加団体から3分間の発表が行われました。IVUSA からは、オオバナの特徴、悪影響について、除去活動を始めたきっかけ、今年9月に実施した琵琶湖外来水生植物除去大作戦2019の活動の成果について発表しました。
 また休憩時間には、他団体のポスターを見て回ったり、自分たちのポスターについて様々な方々と話す機会がありました。

 続いて、テーブル選考では、審査員からの質疑応答を通して、それぞれの活動について深く認知して頂きました。
 IVUSAの発表に対して、審査員から、「IVUSAが沢山の学生を動員できるのには、何かコツがありますか?」という質疑に対し、「自分たちの活動している姿を同期や後輩に見てもらうことで、活動の楽しさを共感してもらい参加する仲間を増やしています」と回答しました。
 また、川の音について研究をしている方から、音波によって水草の成長を防ぐという方法を提案して頂きました。

 投票に移り、最終選考へ通過できるかとてもドキドキしましたが、多くの票を頂き、推薦されました。学生が1万人以上を動員して、350トン以上のオオバナを若い力で除去している。時間と人手と根気がいるこの活動を応援したいとお言葉を頂きました。

 交流会では,様々な方と関わる機会があり、若さは大事だというお言葉を頂きました。またIVUSAがオオバナの活動を通じて多くの方に認知されていることを実感しました。

 2日目はIVUSA学生6名・事務局1名が参加しました。二次選考では推薦された14団体が昨日と同様、3分間のプレゼン発表を行いました。IVUSAからは、オオバナが全国規模での問題である事や、大繁殖することによるリスクと対策、学生の元気が周りの方々を巻き込み勇気付けるということをテーマに想いを伝えました。

 選考委員の方からは、「大学生が様々なセクターと連携しながら活動を行っているのは素晴らしい」とのお言葉を頂きました。 
 審査の結果、惜しくも午後から行われる最終選考に残ることはできませんでした。しかしこのワークショップの本質である、いい川・いい川づくりについて様々な方と話し合うことができ、ゴミ問題や魚の生態系、愛着のある川づくりなど様々な知見を広めることができました。またオオバナの危険性や私たちの活動について、全国の河川で活動する方々に伝えることができ、とても良い機会となりました。

 最後になりますが、いい川・いい川づくり実行委員会、滋賀県、そして多くの関係者の皆さまに感謝申し上げます。今後とも宜しくお願いいたします。(龍谷大学1年 森本 晃仁)