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第13回淡海の川づくりフォーラムに参加しました

 2月7日に「第13回淡海の川づくりフォーラム」が開催され、小学生から大人まで、川や水辺の環境保全に取り組んでいる16団体が参加しました。IVUSA学生も3名参加し、オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)除去の取り組みについて発表しました。コロナの影響により、オンラインアプリのZOOMも活用しての開催になりました。

 淡海の川づくりフォーラムとは、“川や水辺と共生する暮らし”、“川や水辺と私たちのいい 関係”について、参加されている16団体とともに、公開選考方式のワークショップを通じて、交流の中で議論を深め、探るフォーラムです。
 まず、全体発表では各団体の活動ついての発表がありました。IVUSAは、今年度、京都府鴨川でも多数オオバナが確認されたことから、滋賀県での除去活動経験を活かして、京都府庁・滋賀県庁と連携した京都府鴨川でのオオバナ除去活動の企画・実施をしていることについて発表しました。

 そのあとのテーブル選考では、5,6組ずつが3グループに分かれて、グループ内で審査員の方々の前で発表・質疑応答が行われました。IVUSAは、鴨川での除去活動、またコロナ禍でも実践できることとして、オンラインを活用した、認知度向上のためのリーフレットを作成したことについての発表を行いました。

 審査員の方からは、「滋賀県と京都府でのオオバナの繁殖状況の違い」「滋賀県庁、京都府庁の学生と行政間の連携の仕方の違い」などについても質問があり、「琵琶湖は、湖であるのに対して、鴨川は河川であるためオオバナの群落が変化しやすい」「滋賀県はこれまでの取組みの中でオオバナ対応の経験・ノウハウがあるが、京都府にはオオバナの繁殖が確認されたばかりであるため、滋賀県庁と
IVUSAのノウハウも共有しながら連携を活かした活動を展開している」と回答させていただきました。
 滋賀県立大学の瀧准教授からは、「IVUSAはオオバナの課題における自分たちの社会的役割を認識して活動していて、IVUSAのお陰でオオバナ対策が成り立っている」といった激励の言葉をいただきました。

 午後の選考では、審査を通過した8団体が発表しました。IVUSAは午後の発表に進むことはできませんでしたが、石積みによる堰を河川内に造成することで、栄養価の高い落ち葉を溜める取り組みをしている団体の発表から、新しい学びを得たり、オオバナも堰を造成することによって、より簡単にオオバナを溜めることで拡散防止することができるのではないかという新しいアイディアが生まれたりました。
 今回は例年と違いオンラインでの開催でしたが、他団体の興味深い取り組みの発表を聞くことができ、オオバナの活動にもより一層力を入れていこうと思いました。

 最後になりましたが、 淡海の川づくりフォーラム実行委員会、関係者の皆さまに感謝申し上げます。

 当日発表に使ったポスターはコチラからダウンロードできます。