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29期学生執行役員 土家 千夏(立教大学)

 私は環境保護の九十九里浜全域清掃活動や地域活性化の飯山市活性化活動、国際協力のカンボジア学校建設活動に参加してきました。  中でも特に印象に残っているのがカンボジア学校建設活動です。
 私が参加した活動はカンボジア学校建設として9回目でした。その前年と前々年は資金が集まらなかったため、建設活動は実施できずスタディツアーとしての活動でした。その際に来年学校を建てにくると約束をして、一年後私たちが建てに行きました。
 現地の大工さんと一緒にセメントを作り、レンガを積み重ねます。学生ではなかなか経験できないこと。

 でも、わざわざ素人の私たち学生がやることに意味はあるのか、大工さんだけでやった方が安全な学校ができるんじゃないか、なんて思わされました。 「学生が学校を建てることに不安はないの?」という私の質問に、現地の村の方はこう答えてくださいました。
「不安なんて全然ない。だって日本人だから。日本人は嘘つかないから。来年学校を建てに戻ってきますって去年約束して今年こうして来てくれてるでしょ?」

 私にとってIVUSAで活動していてよかったと感じた一番の瞬間でした。現地の方と直にかかわり、信頼関係を築いていく、それがIVUSAの魅力であると考えます。  私たちは卒業と入学を繰り返す学生であるため、現地に向かうメンバーは毎年変わります。でもカンボジアの方がこう感じているように、私たちの活動や想いはしっかり引き継がれています。IVUSAの魅力を、紡いできた想いを、これからも繋いでいきます。