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【春プロリーダー紹介】千葉県佐倉市活性化活動 永山 玉恵(日本大学4年)

 はじめまして。
 日本大学商学部4年の永山玉恵と申します。
 この度はページをご覧いただきありがとうございます!

 環境や社会問題に興味を持つようになったきっかけは、1年生の時に参加した活動です。
 それは、千葉県印旛沼流域で特定外来水生植物であるナガエツルノゲイトウを除去する活動でした。
 その活動に参加した理由は、先輩方の活動への「印旛沼を地域に身近にする」という想いに惹かれ、地域の環境問題を知り、学生にできることの可能性に興味を持ったからです。
 実際に活動してみて、日本の中でも汚いと言われる沼の実情を知り、日々生活する中での生活排水等の及ぼす影響について考え、水の大切さに対する意識が変わりました。

 活動においては、たくさんの方々にご協力していただきました。
 地域住民の方から、「ありがとう」「元気をもらったよ」「この問題についてはじめて知ったよ」との声をいただきました。
 その言葉から力をもらい、印旛沼地域で環境問題に対するアプローチを深め広げたいと思いました。
 
■現在の取り組みと活動実現に向けて
 「千葉県佐倉市活性化活動」は今年から始まる新しい活動となります。

 今回活動する場所である佐倉市西部自然公園に赴き、地域の現状を把握するとことから始めました。
 西部自然公園に実際に行ってみて、「ここは本当に公園なのか」と疑問に思いました。
 どちらかといえば森に近く、自然が放置されているという印象を持ちました。
 実際に70ヘクタールの広大な土地を探索すると、谷津田や竹林、川があり、豊かな自然に溢れていました。
 また、ところどころ地域の方の手により、丁寧に整備され貴重な自然を保全する活動がみられました。

 今後、保全を行う地域の方々との関係性を築き、ニーズの探求を進めていきたいと思います。

■自然と共生するための活動と私の想い
 自然はひとの心を癒してくれます。

 社会には、地球温暖化、ゴミ問題、森林破壊、耕作放棄等、自然に対する問題が多く存在しています。
 日々生活していて、どれだけ環境問題について考えるでしょうか?
 環境問題は原因が複雑化し、主体を見失う事により、個人から遠い問題となりがちです。
 しかし、その地域に住む一人ひとりの行動の改善が無ければ、環境問題の解決は困難です。

 私は、印旛沼での環境に係る活動をする中で、地域社会や自分たちの問題であるはなく、未来に繋がる課題であると感じました。
 自然を一度崩してしまうと、元に戻すことはできません。日本の豊かな自然はとても貴重なものです。

 私たちが自然を保全し、地域によりそった活用を行い続けることで、地域の人に環境問題への意識の向上に寄与できるのではないか、と考えています。

■プロジェクトを立ち上げた背景
 「憩いの場を作りたい」

 日本においては人生100年時代といわれ、健康寿命を延ばすことの重要性が増しています。
 SDGsの目標3に「すべての人に健康と福祉を」とあるように、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するということが世界的にも求められています。
 そのために、日々の生活習慣を正し、適度に運動し、社会参加への促し、ストレスと適切に向き合い解消することが有効とされています。
 身近に、心を休まる自然環境が存在することで、散歩をしたり、子どもを連れて遊んだりすることができます。それにより、適度な運動や森林セラピーによるストレスの軽減が見込めます。

 つまり、高齢化が進む日本にとって、公園は健康寿命を延ばすために地域にとってより重要度が高まると考えられます。

 そこで、私たちは西部自然公園を地域の人にとっての「憩いの場」にしたいと思います。

「学生の力を活かせる」

 千葉県佐倉市には大学がありません。
 地域の高校生は他の市や県の大学に行ってしまうため、若い人の市外への流出が構造的に起こってしまいます。
 西部自然公園で活動を行う地域の方々の高齢化も顕著であり、近い将来に保全を次の世代に受け継ぐ必要も出てきます。
 IVUSAは大学のインカレの団体としての側面を持ち、組織的に受け継いでいくことで、学生のマンパワーを継続的に発揮することができます。
 この、IVUSAの強みを佐倉市では大きく活かせることができると思います。

■このプロジェクトで実現したいこと
 この西部自然公園での保全・活用を行う中で、この活動が地域社会の安定や町の交流・活性化につながることを夢見ています。
 
 地域によりそい活動し、ときには地域を巻き込み、活動そのものが人にとっての生きがいとなる、そんな活動を行いたいです。
 「憩いの場」をつくること、「憩いの場」の保全すること、「憩いの場」の活用することを通して、地域とつながり、地域の人によりそい続けられるフィールドにしたいです。

 さらに、学生の「やりたいこと」を生み出し、実現する唯一無二の環境を作りたいと思います。

 学生としての期間は、学術の中心として,広く知識を授け,深く専門の学芸を教授・研究する期間であるとともに、学校将来の職業を決める重要な期間でもあります。
 業界や就職先を決める時、「将来の夢がない」「やりたいことがない」という学生は少なくありません。
 この活動はそんな学生に、社会問題への実際的な働きかけてみること、地域の人との関わることを通して、各自の興味を見つけ、それを実現できる環境をつくりたいと思います。
 そうすることで、学生が将来の進路について考えるきっかけになると信じます。

■最後に
 ここまで読んでくださり、心から、ありがとうございます!

 私たちは、地域とつながりよりそい続ける「憩いの場」をつくり、社会問題に貢献していきます!

 少しでも「佐倉市活性化活動」に興味を持ってくれた地域の方やIVUSAの方、いらっしゃいましたら、ぜひお待ちしております!