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静岡県西伊豆町活性化活動

 3月2日から3月6日までの5日間、静岡県西伊豆町地域活性化活動16次隊を実施し、学生98名、事務局1名が参加しました。

 活動1日目は、午後から、IVUSAが借りているあめみや農園にて、畑から雑草や石を手作業で除去する作業と、バイオ炭を作る作業と、炭や鶏糞を畑に撒く作業の3グループに分かれました。

 活動2日目は、午前と午後で畑作業をするグループとモニターツアーに参加するグループに別れました。

 モニターツアーは学生がモニターとなり、町の方々が考案されたツアーに参加して更により良くすることを目的としています。今回は、旧賀茂幼稚園で西伊豆町の木材を使ったコースター作り体験、藤井わさび園でシイタケの菌打ち体験、酒井養鶏場で卵拾い体験の3箇所に分かれてモニターツアーに参加しました。
 滅多にできない経験を通し、どうしたら町民の方や旅行客にも西伊豆町の魅力が伝わるツアーになるかを考え、参加しました。

 畑作業では、午前中に、前日とりきれなかった雑草と石を完全撤去、炭焼き終了を午前のゴールとし、全て達成することができました。
 炭焼きでは京都府阿蘇海環境づくり活動から牡蠣殻を貰い、炭と一緒に焼き、5日の林床整備や春に作付けする落花生などの肥料として使います。2日目ということもあり、道具を使うことに慣れ始め、更にみんなで積極的に大きな声を出し、隊全体の意識が上げながら効率よく作業をすることができました。

 活動3日目は、午前中にクールタウンフェス、午後に畑での作業をしました。
 午前9時頃から西伊豆町民の方々と学生の交流の場であるクールタウンフェスを開催しました。

 会場では西伊豆町まちづくり協議会食部会の皆さんと海老芋のコロッケを作ったり、かるた大会をしたりしました。町民の方との交流の中で、西伊豆町の魅力や現状を知ることができ、有意義な時間となりました。

 午後はあめみや農園での作業を開始し、サトイモとジャガイモを植えました。畝を作り、種芋を植え、マルチを貼って覆うという作業工程の多い中、隊員同士で助け合いながら作業を進めました。

 この3日間であめみや農園での活動を終えました。

 活動4日目は西伊豆町で有名な景勝地である黄金崎にて林床整備をしました。林床整備は、怪我のリスクを無くすため、ラジオ体操や円陣を組んで声かけを意識して隊全体の意識を高めました。

 そして、松の葉かき、ツワブキや雑草等の除去、松の木移植というこの3つを一日のゴールとしました。最初は初めて黄金崎での林床整備活動をする人が多く、急斜面で道具を使いながらの作業は試行錯誤を繰り返していました。
 しかし、徐々に慣れ声を掛け合いゴールの共通認識をしながらペースを早め、お昼休憩までにツワブキの完全除去を全力で取り組みました。

 午前の作業終了後雨が降り始め、リスクなどを考慮して林床整備は中止となりました。
 しかし、活動前の勉強会を含め、更にこの4日間で学んだことはたくさんありました。その学んだことやこれからどうしていきたいかを全員で考えることが大切だと考え、午後は班テーマを元にグループワークを行いました。

 活動最終日には、宿舎の清掃を行った後、事後勉強会と解団式をしました。事後勉強会では、5日間の活動のふり返りを行いました。

 解団式では、今回の活動のリーダーである平澤柚香(東洋大学3年)から、「今回の活動での反省点は、あげるだけではなくしっかり振り返ることで、次の活動に繋げていこう」という言葉がありました。次回の17次隊に向けて、隊員一同気を引き締め直すことができました。