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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 3月25日に滋賀県守山市の赤野井湾のヨシ植栽地にて、侵略的外来水生植物であるオオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を実施しました。
IVUSA学生23名、卒業生2名、事務局1名、認定NPO法人びわこ豊穣の郷3名、玉津小津漁業協同組合10名の計39名が参加しました。
オオバナは、2009年に初めて守山市の赤野井湾で確認され、2014年に環境省から特定外来生物に認定されました。強い繁殖力を持つことから琵琶湖の水質の悪化や在来魚、漁業への悪影響が危惧されています。
開会式では、認定NPO法人びわこ豊穣の郷の金崎理事長から、「IVUSAさんは私たちの救世主だと思っています。琵琶湖を背負う思いで頑張ってほしい」とご挨拶を頂きました。
また、玉津小津漁業協同組合の赤井様から、「外来水草が次々生えてくるが、漁業で捕った魚の消費は凄く減っています。若い方が琵琶湖の魚を食べないと漁業は終わってしまうので、活動後に琵琶湖の魚を食べていただいて、是非その事を発信してください」とお話を頂きました。
今回の活動場所であるヨシ植栽地は、在来魚が産卵する場所や住処、また琵琶湖の水を浄化する役割を担っています。しかし、オオバナがヨシ植栽地の中で繁茂していると、これらの役割を果たせなくなってしまいます。また、この場所はヨシが入り組んでおり機械での除去ができません。そのため、学生のマンパワーを生かして、オオバナを手作業で除去しました。
ヨシ植栽地内のオオバナは枯れて湖底に沈んでいたのでレーキを使い掻き出し、浮いたオオバナをたも網などを使い回収することで除去しました。
午前に作業は終了し、閉会式を行いました。
認定NPO法人びわこ豊穣の郷の中事務局長から、「2013年からIVUSAとオオバナ除去活動をずっと一緒にやってきました。オオバナ除去活動が続いているのは、IVUSAの皆さんに出会えたお陰です。これからも宜しくお願いします」とご挨拶を頂きました。
昼ご飯は、漁師さんが捕った琵琶湖の鯉をびわこ豊穣の郷の方々が調理して、あら汁をふるまってくださいました。また古来より親しまれている鮒寿司も頂きました。
鮒寿司は、独特な発酵の香りと強い酸味が癖になりました。
閉会式をした後、班でミーティングをし、今回の活動の意義や反省点について考えました。
今回の活動に御協力いただいた玉津小津漁業協同組合、滋賀県庁、認定NPO法人びわこ豊穣の郷の皆様に感謝申し上げます。
※この事業はびわ湖チャリティー100km歩行大会の助成を受けて実施しています。