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【夏プロリーダー紹介】沖縄県戦没者遺骨収集活動 犬飼 梨央(同志社大学4年)

 こんにちは!沖縄県戦没者遺骨収集活動2025夏にてプロジェクトマネージャーを務めます、京都京田辺クラブ4年の犬飼梨央と申します!

●どんな活動?
 みなさんは「遺骨収集」をご存知ですか?第二次世界大戦で亡くなられた方々のご遺骨を収集しご遺族のもとにお還しする活動のことをいいます。
 80年前に住民を巻き込んだ激しい地上戦が行われた沖縄県では、今でも多くの戦没者のご遺骨が眠っています。遺骨収集の中心的な担い手であるご遺族の高齢化に伴って活動が十分に進んでいない現状があり、ご遺骨は日々風化しています。加えて、戦争体験者の減少などにより当時の状況の語り継ぎが途絶えてしまうことも懸念されています。

 そんな中、沖縄県戦没者遺骨収集活動では、学生のパワーと熱意を生かして、戦没者を陽の元にお迎えするべく遺骨収集活動に取り組みます。また、平和学習や隊員同士の意見交換を活発に行うことで平和な未来を担う一員として戦争をしないという意思の継承者となることを目指しています。

●参加したきっかけ
 きっかけは「遺骨収集」という活動の珍しさに惹かれたことでした。単純な動機でしたが、実際にご遺骨をお迎えし戦争の事実を目の当たりにしたことで、先ほど述べた課題を解決するためには大学生の私たちが今取り組まなければならないと強く感じました。また、「戦争」や「平和」という難しいテーマについて率直に議論できる隊の温かい雰囲気に惹かれたことも活動を続けている理由の一つです。

●ここがおススメ!
 主に3つあります!

 1つ目は、日頃はなかなか触れない戦争・平和について真剣に考え共有し合う時間を大切に積み重ねるので、様々な価値観に触れることができます。

 2つ目は、活動の希少性です。遺骨収集に取り組む学生団体はIVUSAを含めて全国に2つしかありません。

 3つ目は、メリハリがしっかりしていることです。人の生や死を感じながら深く難しい内容に向き合う時間があるからこそ、仲間で笑い合える時間が尊いものだと感じられます。