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【夏プロリーダー紹介】千葉県印旛沼クリーン大作戦 土屋 諭史(日本大学3年)

 お疲れ様です。今年度の千葉県印旛沼クリーン大作戦のリーダーを務めます、日本大学商学部3年の土屋諭史と申します。

●どんな活動?
 印旛沼は千葉県北西部に位置し、13の市町村にまたがる利根川水系の湖沼です。
 周辺農家や工業地域への産業用水、そして千葉市や習志野市などの飲料用水として供給されており、内水面漁業としても活用されています。

 これだけ地域の方々にとって重要な役目を担っている印旛沼ですが、現在、ナガエツルノゲイトウと呼ばれる外来植物が印旛沼流域等に繁茂することで、その機能が阻害されています。例えば、大雨によってナガエツルノゲイトウの群落が排水機場に流れ着き、取水口を塞ぐことで排水作業に支障をきたしたり、洪水の被害を起こす危険性を上げたりと、地域の安心、安全に悪影響を及ぼしているとわかります。

 そういった状況を踏まえ、地域の安心・安全、観光・漁業資源及び生物多様性の確保の観点から、沼水環境の健全化を図ることが重要視されています。「そんな印旛沼を変えたい」「印旛沼を地元の方々にとっての身近な沼にしたい」といった思いから、2016年から現在まで、ナガエツルノゲイトウの大規模除去活動を行っています。

●参加したきっかけ
 私がこのプロジェクトに参加したきっかけは

・東京から近い
・二泊三日で比較的長くない
・同じ大学の先輩が多く参加しているから参加のハードルが低い

 といったような、いわゆる熱意にあふれた思いから参加したわけではありませんでした。

 しかし、印旛沼だけが持つ魅力、例えば、普通に生きていたら絶対に経験できない沼の中に入っての作業が楽しさ、目標範囲の除去を完遂した際の達成感に病みつきになったり、サポートしてくださっている地域の方々の優しさなどに惹かれ、気づけば毎年欠かさず参加するようになりました。

●ここがおススメ!
 このプロジェクトの魅力は前述しましたが、やはり第一に出てくるのは、他のプロジェクトでは経験できない沼の中に入っての作業かと思います。

 参加したことのない学生からは「汚いんでしょう?」と聞かれたりもしますが、そんなことはすぐ気にしなくなるくらいに、全力で取り組める作業です。というか、全員が一丸となって作業しなければスムーズに除去が進みません。目的の完遂に向け、全員が総力を挙げて取り組むこと、私はそれがこのプロジェクトの醍醐味だと思いますし、ある種の美しさを感じます。