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8月29日から9月1日、学生61名・事務局員1名の計62名で活動しました。
活動初日の午前の開会式では、京都府宮津市の城﨑雅文市長から、「阿蘇海の生き物と環境をしっかり見つめ、活動を頑張ってほしい」との激励をいただき、参加者全員が思いを新たにしていました。
午後は班に分かれて阿蘇海周辺の生き物調査を実施しました。甲殻類や貝類、クラゲなど多様な生物が確認され、調査地点ごとに生息数や種類の違いが見られました。参加者からは「環境の変化が生き物に影響していることを実感した」との感想があり、調査を通して活動の意義を再認識しました。
活動2日目の午前は2班に分かれ、与謝野町阿蘇シーサイドパークでは「みんなでカキ殻拾うDAY」を実施し、地元住民21名と学生18名が協力して約720kgのカキ殻を回収しました。開会式では、与謝野町の山添藤真町長から「この取り組みを通じて、学生たちが地域の方々と交流を深め、第二の故郷として末永く通い続けてほしい」とのご挨拶をいただきました。
一方の宮津市文珠では観光船乗り場とボート乗り場に分かれ、行政の方々の協力のもとでカキ殻回収と分別を行いました。午後は両会場で作業を続け、与謝野町では特別に機会をいただき、肥料として再利用する取り組みを行われている浪江農園にカキ殻を搬入させていただきました。宮津市文珠では午前に続いて回収を行い、最終的に合計1トン以上のカキ殻を回収しました。
活動3日目の午前は、天橋立小天橋付近で再び「みんなでカキ殻拾うDAY」を開催し、地元の方26名と学生56名、計82名が参加して約1トンのカキ殻を回収しました。開会式では、阿蘇海環境づくり協働会会議座長の今井一雄様から、「この作業を通して目で見て感じて環境保全の大切さを知り、地域の方と交流していただきたい」とのお言葉をいただきました。
同じく午前中、文珠公会堂ではNPO法人Sports Club RAINBOW様と協力して環境学習会を開催し、地域の子どもと保護者の方々11名が参加しました。子どもたちは楽しみながら学び、保護者の方々にも現状や活動の意義を伝える機会となりました。
午後は活動で使用したカゴ・胴付長靴などを洗浄し、夜には文珠公会堂で地域住民との交流会を実施しました。環境保全に対する思いや今後の協働の可能性について意見を交わす、貴重な場となりました。
活動最終日の午前は「文殊キレイにするDAY」と称し、文珠地域の側溝や智恩寺境内、吉野茶屋などの清掃を地域の婦人の会の方々と協力して実施しました。宿舎として使用した文珠公会堂も清掃し、活動でお世話になった地域への感謝を形にしました。
午後は班ごとに天橋立ビューランドや智恩寺などを観光し、地域の魅力に触れました。智恩寺本堂での閉会式では、本活動のリーダーを務めた松崎亨星(同志社大学3年)から、「今まで行ってきた活動をただ続けるだけでなく、新しい視点を持ち、地域の方から提案されるだけでなく、学生が自ら地域の方に提案するような団体にしていきたい」と今後の意気込みが語られ、活動は無事に終了しました。
この活動にあたっては、事前から地域の方々の多大なご協力を頂きました。今後も阿蘇海のよりよい環境保全のため、学生ならではの視点を持ち、できることを考えながら活動を続けていきます。本活動に協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。(立命館大学3年 近成 恵流)