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千葉県九十九里浜全域清掃大作戦

 9月2日から5日までの4日間、学生143名および事務局1名の計144名が参加し、千葉県九十九里浜において清掃活動を実施いたしました。今回の活動では午後に現地へ到着後、2つのチームに分かれ、それぞれ円陣を組んで活動を開始。

 清掃中は、学生同士が声を掛け合いながら協力し、様々なごみを収集しました。参加した学生からは「仲間と連携しながら清掃に取り組めた」との感想があり、また地元住民の方からも「頑張ってね」と励ましのお言葉をいただきました。

 1日目は合計188袋のごみを回収しました。回収内容はペットボトル、ビニール袋、小型のプラスチックごみが中心でした。

 2日目は3つのグループに分かれ、 活動中は、各参加者が互いに声を掛け合い、体調に配慮しながら清掃を進めました。

 清掃区域ごとにごみの種類は異なり、多様な廃棄物を収集することができました。参加学生からは「1日目よりもごみが多く、活動後に達成感を得られた」との感想がありました。また、地域住民から「どこから来たのですか」との声掛けをいただき、IVUSAの活動について説明する機会となりました。

 清掃最終日である3日目は、深夜より一部区間において少人数で清掃を実施しました。

 朝食後は残りの区間に対応するため、2つのグループに分かれて活動を行いました。雨天の中での作業となりましたが、大小さまざまなごみを回収しました。

 清掃終了後、2つのグループが合流し、九十九里浜全域を清掃し終えた達成感を共有することができました。

 宿舎に戻ってからは、三日間の疲労を癒すためにグループによる出し物を行い、隊員同士の交流がさらに深まりました。

 最終日は、朝食後に お世話になった宿舎の清掃を実施しました。

 続いて室内でワークを実施し、他の活動の紹介や、役職を務めた学生へのインタビューを行いました。また、班ミーティングを通じて、今後のボランティア活動の発展に向けた意見交換を行いました。

 その後、活動で使用する装備に関する研修を実施しました。グループに分かれ、活動で使う用具紹介やヘルメットの着用方法の講座を受けた後、トーナメント形式で用具の名称を競う「かるた」を行い、装備の知識を楽しく学ぶことができました。

 さらに、4日間の活動をふり返り、感想や今後取り組みたいことについて各班で話し合いました。

 最後に、幹部より目的および達成要件についての成果報告が行われ、本活動の目標を全て達成できたことが確認されました。

 今回3日間の活動で、計637袋分のごみを拾いました。
 活動を通じて、砂浜には目立ちにくい小さなごみから、数十センチを超えるような大きなごみまで多様に存在していることを実感しました。自らの手でごみを拾うことで、海岸が直面している課題の大きさを感じるとともに、私たちの取り組みが確実に環境保護に繋がることを強く意識することができました。

 IVUSAの清掃活動の理念である「拾う心より捨てない心」を目的とし、今後もこのような活動を続けてまいります。
この活動にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(同志社大学4年 伊関 真唯、中央大学3年 長谷川 輝子、中央大学2年 濱島 はるか、日本大学2年 廣田 みなみ)

※この活動は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成を受けて実施しました。