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児童養護施設(双葉寮)の子どもたちとの交流キャンプ

 9月12日から9月15日の4日間、学生26名と事務局員1名で児童養護施設(双葉寮)の子どもたちとの交流キャンプを実施しました。

 活動1日目となる12日は、長岡青少年研修センターにて開会式を行いました。その後理解度テストを実施し、これまで学んだ活動先への知識理解を深めました。

 また、本活動に協力していただく双葉寮の林副寮長からご挨拶を賜りました。「皆さんの力が虐待の連鎖を断ち切るエネルギーになってほしい」と強調されました。

 午後は、グループごとに、双葉寮の子どもたちと取り組む交流企画の準備をしました。
 参加した学生からは、「林副寮長からのお話で活動イメージが湧いた。チームの目的である一生の思い出が作れるように企画を全力で取り組みたい!」と意気込みをきくことができました。

 活動2日目の13日は、学生らが双葉寮にいる子ども8名をバスでお迎えし、寺泊コミュニティセンターにて自己紹介をしました。

 午後からは、学生が考えた交流企画を実施しました。非日常を味わいながら楽しい思い出を作り、ものとしても残すという目的のもと、体を動かすゲームや、作品制作、食育企画に臨みました。
内容は以下の通りです。

・いすとりゲーム
・ハンカチ落とし
・しっぽとり
・じゃんけん列車
・手形Tシャツ作り
・ミサンガ作り
・海苔巻き作り

 参加した子どもからは、「体を動かすことが好きなので鬼ごっこが楽しかった」という声が多数ありました。

 子どもたちが就寝した後に、双葉寮の職員の方に質問する機会をいただき、子ども達と接する中で出た疑問点を解消することができました。
 お話の中では、「みなさん落ち着いて向き合っていた。臨機応変に動けていて良かった」と激励をいただいています。

  活動3日目の14日は、学生と子どもたちでお店に行き、お買い物体験をしました。

  寺泊コミュニティセンターへ移動した後、みんなで相談しながら購入した装飾で会場を彩り、お菓子を食べました。

 参加した子どもからは、「計算が好きなので値段をみながら買うのが楽しかった」という喜びの声があがりました。
 
 午後は、子ども達に達成感を味わってもらうことを目的とした企画を実施しました。

 最後に、解散となる子どもたちとお別れ会をしました。
 学生からは2日間の感謝の気持ちを手紙におこし、プレゼントしました。

 参加した子どもから、「全部の交流企画が楽しかった」と涙ぐみながら話す姿がみられました。

 活動最終日の15日午前は、宿舎清掃をした後、寺泊魚の市場通りを散策し、地元の美味しい海産物やスイーツに触れました。

 午後は、アオーレ長岡にて活動振り返りミーティングと解団式を実施しました。

 ふり返りミーティングでは、活動中の気づきや学びを思う存分発揮し、議論をしました。
 参加した学生からは、
「子どもの自己肯定感を育んだ先のゴールは虐待の負の連鎖を断ち切ることだと思う」
「子どもとの時間を重ねるごとに気づきが生まれ、理解しようとする力が身についた」
 といった感想が出されました。

 解団式では、今回の活動を締めくくりました。

 この活動のリーダー近藤理央(群馬大学2年)は、「この活動を繋げるためにはみなさんの力が必要です。引き続き力を合わせていきたい」と今後の展望を語りました。

 最後に、児童養護施設の子どもたちとの交流キャンプ(双葉寮)にご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
※プライバシーに配慮し、子ども達が写る写真は掲載いたしません