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令和7年8月豪雨、9月大雨および竜巻災害救援活動(熊本県八代市、静岡県牧之原市)

 2025年8月10日から11日にかけて熊本地方を中心に猛烈な雨が降り11日未明から熊本県内の7市町に対し大雨特別警報が発令、各地で土砂崩れによる土砂の流入や、家屋浸水などが多発しました。
 また、9月5日からの台風15号により静岡県牧之原市静波から榛原郡吉田町大幡にかけて発生した竜巻は、風速約75m/sと推定され、掛川市、菊川市、焼津市、伊東市でも竜巻が発生し、県内広域にわたって甚大な被害が発生しました。

 本災害に対し当会では9月4日より熊本県八代市、9月16日から静岡県牧之原市にて支援活動を開始。災害ボランティアセンターのニーズだけでなく、対応が難しい家屋以外の民有地、田畑や事業地被害のニーズにもマンパワーでの支援活動を行いました。

 活動時は地域住民とのコミュニケーションを大切に、孫・子世代である大学生ならではの元気を置いてくる支援の形を大事にしています。
 八代市、牧之原市どちらも、見えにくいニーズの掘り起こしや福祉セクターへの繋ぎも目的に、被災エリア世帯を訪ねるローラー作戦や、炊き出しなどを通じた地域住民との交流を行うなど、地元支援者との橋渡しになる活動も行いました。

【熊本県八代市】
 令和7年9月4日~10月13日にかけて、学生109名、当会OB1名、職員7名を派遣。活動日数人日延べ462名。敷地内の土砂出し、家財整理・運搬、側溝、用水路の土砂除去、農地の土砂撤去、家屋再生作業など19件のニーズを完了しました。

【静岡県牧之原市】
 令和7年9月16日~11月20日にかけて、学生191名、当会OBOG44名、職員17名を派遣。活動日数人日延べ508名。住居の片付け、敷地内飛来物の除去、共有地や空地飛来物の除去、廃棄物の集積所までの輸送、ビニールハウスの撤去など9件のニーズを完了。牧之原災害ボランティアセンターのチラシを戸別訪問で配布600世帯に配布・ニーズの掘り起こしを行い、19件の福祉ニーズや屋根の応急措置ニーズの繋ぎ、4件の飛来物除去等のニーズを完了させました。

 当協会の支援活動は終了しましたが、今後は地域の活性化に向けたお手伝いが展開できないか取り組んでまいります。

 熊本県八代市、静岡県牧之原市だけでなく、今般の災害で被災された地域と皆様の、一日でも早い本格復旧、復興を心より願っております。

 この活動は、公益財団法人車両競技公益資金記念財団、赤い羽根「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を受けて実施いたしました。
 ご支援感謝申し上げます。