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12月6日に、滋賀県守山市の赤野井湾のヨシ植耕地にて特定外来生物オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)の除去活動を実施しました。玉津小津漁業協同組合9名、認定NPO法人びわこ豊穣の郷2名、IVUSA学生18名、計29名が参加しました。
オオバナは2009年に守山市赤野井湾で初めて繁殖が確認され、7年間で約30万㎡にまで生息域を増やし、内湖や水路、下流にも拡がり在来生物の生息地を奪ったり、用水路を詰まらせたりなど悪影響を及ばしてきました 。
開会式では、玉津小津漁業協同組合の田中組合長から、オオバナと今回の活動内容について説明をいただきました。
今回の活動場所であるヨシ植栽地までは漁船で移動しました。
現場では班に分かれ、オオバナが広がっている場所を探し、除去したオオバナをトロ箱に回収して、漁船まで運搬しました。
オオバナの特徴に似た植物も生えていたため、初参加者は経験者から、オオバナの見分け方を教わりながら除去作業に取り組みました。
琵琶湖の水位が低かった影響もあり、水が引いた場所での活動となりました。またオオバナは千切れた根や葉、茎からも再生するため、細かな根や茎も残さないよう丁寧に作業しました。
昼には、玉津小津漁業協同組合と認定NPO法人びわこ豊穣の郷の方々より、琵琶湖で取れた鯉の刺身や唐揚げなどの料理を用意していただきました。初めて食べた鯉の唐揚げは淡白で琵琶湖を感じられる味わいでした。
また関係者の方々と、オオバナ除去活動についてや、琵琶湖周辺の地域の事などをお話しながら、交流を深めました。
今回の活動では、経験者と初参加の学生がコミュニケ―ションを取り、環境保護に対する理解を深められたと感じます。今後も琵琶湖の環境のためにIVUSAとして一人ひとりが主体的に考え行動するよう努めていきます。
最後に関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。(立命館大学2年 橘川 昌平)