こんにちは！岡山県備前市日生諸島活性化活動でプロジェクトマネージャーを務めます、東京白山クラブ4年の金子美咲です。

⚫︎どんな活動？
　日生諸島は岡山県備前市に位置する13の島々から構成されており、瀬戸内海国立公園に指定されています。
　雄大な自然に囲まれたこの土地で古くから漁業を基盤に発展し続け、牡蠣をはじめとする豊かな海産物が人々の暮らしを支えてきました。
　その一方で、高度経済成長期の海洋汚染や、海を取り巻く環境変化によって海の生態系は大きな打撃を受け、一時は豊かな海を失ってしまいました。

　しかし現在、地元の漁師さんを含む地域の方々の継続的な努力によって、海は少しずつ本来の豊かさを取り戻しています。人の手が加わることによって生物生産性や生物多様性が高められた沿岸部のことを「里海」と呼び、日生諸島はその代表的な存在となっています。
　また、海洋問題に加えて、漁業の担い手不足や里海保全の担い手不足が新たな課題として生じています。

　こうした現状を受け、私たちは2015年から継続して里海保全活動に携わり、地域の方々とともに里海を守り、活かす取り組みを行ってきました。海岸清掃や地域のお祭りの運営補助などを通して、人と海、地域と外部の人々を繋ぎながら、豊かな里海を中心とする日生諸島が、将来にわたって活気ある地域であり続けること目指して活動しています！

⚫︎参加したきっかけ
　参加したことのない活動に行ってみたいと思っていた2年生の夏に、同期から誘ってもらったことがきっかけです。
　きっかけは何気ないものでしたが、今まで見たことのないほどの美しい自然と、活気あふれる地域の方々に魅了され、それからは毎回欠かさず参加するようになりました。

　また、自分の住んでいる場所とは遠く離れた地域で、自分ができることは何だろう？という素朴な疑問を抱いたことも、初めて参加したときのきっかけの一つです。

⚫︎ここがオススメ！
　まず、多方面から「日生の地域活性化」について考えることができる点です。お祭りへの出店や運営補助、さらに地域活性化の活動でありながら海岸清掃を行ったりと、作業内容は様々です。それぞれの作業が里海保全にどう繋がるのか、地域を盛り上げることとどう結びつくのか。簡単に答えが出るものではありませんが、仲間と一緒に考え抜く時間は、この活動の大きな魅力の一つです！

　もう一つは、雄大な自然の中で活動ができることです。どこを見渡しても自然、目の前には海が広がり、その景色は圧巻です！さらに、ただの綺麗な海ではない、人々の想いや希望がたくさん詰まった海であることを再認識しながら活動に挑むと、また違った捉え方が見えてきます。

　日生という地域の魅力を全身で感じることができる点も大きな魅力です！