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こんにちは!
長崎県対馬市海岸清掃活動9次隊にて、プロジェクトマネージャーを務めます、立命館大学4年・滋賀草津クラブの庄拓夢です!
●どんな活動?
みなさんは海ごみ問題について、どれほど当事者意識を持っているでしょうか。
今回は、日本における海ごみ問題の最前線「対馬」での活動を紹介します。
「国境の島」対馬。
長崎県に位置する離島で、日本本土よりも韓国に近いという地理的特徴を持ち、固有の動植物や豊かな自然、独自の文化と歴史が育まれてきました。
一方で対馬は、「ごみの防波堤」「日本一漂着ごみが多い島」とも呼ばれています。
対馬海流や偏西風の影響により、大陸から大量の海洋ごみが流れ着き、入り組んだリアス式海岸がそれらを溜め込んでしまうことで、景観や生態系、漁業に深刻な影響を与えています。
私が初めて対馬を訪れた3年前、透き通る海のすぐ隣に、かつて海水浴もできたという砂浜一面に広がる無数の漂着ごみを目にしました。
韓国や中国から流れ着いた人工物が折り重なる光景に、人間の無責任さを突きつけられたように感じました。
漂着ごみの多くは国外由来ですが、日本から流れ出た海ごみも世界各地で確認されています。
この問題は、国や立場を越えて一人ひとりが当事者として向き合い、協力してこそ改善に向かうものです。
今回は2月14日から17日までの3泊4日、IVUSAの学生約85名で対馬を訪れます。
海岸清掃を軸に、現場で感じたことを言葉にし、社会問題として発信できる隊を目指します。
また、対馬在住の学生や韓国の方々、環境問題に関心を持つ他団体とも連携し、多角的な視点で活動に取り組みます。
学生は微力ですが、無力ではありません。
今年度は大阪・関西万博にて、対馬での活動や海ごみ問題を世界に発信する機会もいただきました。
活動を重ねる中で隊は確実に進化していますが、課題もまだ多く残っています。
数十年後、海ごみが問題視されない未来を目指して。
私たちは「拾う心より、捨てない心」というスローガンを、世界に広げていきます。
●参加したきっかけ
私は大学1年生の夏に初めて対馬を訪れて以来、これまで7回足を運んできました!
最初は「綺麗な海を見たい」「行ったことのない場所に行きたい」という軽い動機でしたが、回数を重ねるうちに、この問題と本気で向き合い、世界に訴えたいという思いが強くなりました。
その想いを胸に、今回プロジェクトマネージャーとして、隊の成功に全力を尽くします。
●ここがおススメ!
最後に、対馬隊の魅力を5つに絞って紹介します。
・美しい海と豊かな自然に触れられる
・日本で最も深刻な海ごみの現場を自分の目で見られる
・温かい地域の方々と出会い、「また帰りたい場所」ができる
・対馬の食や文化など、唯一無二の魅力を体感できる
・学生の立場から社会に発信する機会を数多く得られる
IVUSA内外を問わず、ぜひ自分の目で対馬の魅力を体感してほしいです。
きっとあなたも、対馬の虜になるはず!